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MetaはOpenAIのGPT-4を目標として新たな対話型AIを開発しているとの報道


InstagramやFacebookなどを展開するMetaが、OpenAIの大規模言語モデル「GPT-4」に匹敵する対話型AIを作成するために、AIトレーニング用のハイエンドGPUの購入やデータセンターの構築を進めていることが報じられています。

Meta is reportedly working on a new AI model to rival GPT-4 - The Verge
https://www.theverge.com/2023/9/10/23867323/meta-new-ai-model-gpt-4-openai-chatbot-google-apple


ウォール・ストリート・ジャーナルによると、MetaはAIトレーニング用のハイエンドGPU「NVIDIA H100」を大量に購入し、AI開発インフラストラクチャを強化しているとのこと。そのため、Metaは対話型AIのトレーニングにMicrosoftのクラウドコンピューティングサービス「Azure」を使用する必要がないことが報じられています。

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは2023年2月に、InstagramやWhatsApp、Messenger向けのAI開発チームを設立したことを発表し、加えてアプリやサービス全体のAIツールのほか、さまざまな方法でユーザーを支援するように設計されたAI「ペルソナ」の長期的な開発を行うことを明かしていました。

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOがInstagram・WhatsApp・Messenger向けのAI開発チームを設立したことを発表 - GIGAZINE


Metaはすでに大規模言語モデル「Llama 2」などを公開していますが、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、Metaは2024年初頭からより新しい大規模言語モデルのトレーニングを開始する予定とのこと。さらにMetaはOpenAIのGPT-4に匹敵する大規模言語モデルを開発して、より強力な新しい対話型AIを作成することを目標としていることが示唆されています。

Metaが商用可能な大規模言語モデル「Llama 2」を無料公開、MicrosoftやQualcommと協力してスマホやPCへの最適化も - GIGAZINE


海外メディアのThe Vergeは「ザッカーバーグ氏はMetaが開発するAIモデルを用いて外部企業がAIツールを作成できるようにするため、AIモデルを無償提供するよう開発チームに働きかけているようです」と述べています。

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in ソフトウェア, Posted by log1r_ut

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