2006年のアクションRPG「Dark Messiah of Might & Magic」をレイトレ対応させるMODや協力プレイを可能にするMODが開発中、開発元のUbisoftの許可も取得済み
Ubisoftが2006年に発売したアクションRPG「Dark Messiah of Might & Magic」のMOD制作者が、ゲームを高画質にするMODを作成するためのツールキット(SDK)を配布しました。制作者はMODとSDKの開発に関してUbisoftの認可を受けたことを明らかにし、協力プレイMODに関する情報も共有しています。
wiltOS Technologies
https://wiltostech.com/creations/dm/coop/
A Call to Arms news - Dark Messiah: Co-op mod for Dark Messiah of Might and Magic - Mod DB
https://www.moddb.com/mods/dark-messiah-co-op/news/a-call-to-dark-messiah-arms
Dark Messiah of Might & Magicは2006年に発売された一人称アクションRPGで、シングルプレイのキャンペーンモードや最大32人で対戦可能なマルチプレイモードを備えています。
キャンペーンモードは1人でしかプレイできませんが、MOD制作者のKingDavidW氏は複数のプレイヤーが協力してキャンペーンを進められるようなMODを作成中です。以下から、アルファ版の映像を見ることができます。
Dark Messiah Co-op - Alpha Gameplay Highlights - YouTube
協力プレイMODに加え、KingDavidW氏は同作をNVIDIA RTXを用いて高画質にリマスターするためのMODも作成中。2023年8月24日に、MOD作成のためのSDKをコミュニティ向けに配布開始しました。
高画質MODを利用した際の挙動について、詳しくは以下の動画で確認できます。
Dark Messiah of RTX - Gameplay and Toolkit Release - YouTube
MODとSDKの開発に関してはUbisoftから「コミュニティが費やしている作業の価値を最大限に評価できるよう、いかなる制限も課したくない」とのお墨付きを得ているそうで、KingDavidW氏は「本当に大きなニュースで、コミュニティの愛がなかったらこれは実現できなかった」と喜びをあらわにしました。
協力プレイMODと高画質MODは併用が可能。KingDavidW氏は引き続き開発を進めるとしています。
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