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ボイジャー探査機に搭載された宇宙人へのメッセージ「ゴールデンレコード」のマスターテープがオークションに出品される


1977年に打ち上げられた無人探査機「ボイジャー1号」と「ボイジャー2号」には、地球外生命体に対して地球の概要を伝えるための情報を記録した「ゴールデンレコード」が搭載されています。そんなゴールデンレコードに収録された音源のマスターテープがオークションハウス「サザビーズ」に出品されました。

[Voyager Golden Record] | Space Exploration | 2023 | Sotheby's
https://www.sothebys.com/en/buy/auction/2023/space-exploration/voyager-golden-record

ボイジャー探査機に搭載されたゴールデンレコードは地球外生命体に対して地球の生命および文化の存在を伝えることを目的とした金色のレコード盤で、尺八で演奏された「鶴の巣籠」を含む世界各国の音楽の他に「55言語のあいさつ」「波や風などの環境音」「画像データをアナログコード化したもの」などが収録されています。さらにゴールデンレコードの表面には「地球の位置情報」や「ゴールデンレコードからの情報の読み取り方」などが記号化された状態で記されています。ゴールデンレコードが一体どんな物なのかは、以下の記事を読むとよく分かります。

ボイジャー号とともに宇宙に打ち出された「ゴールデンレコード」を宇宙人がどのように解読するのかを解説 - GIGAZINE


今回オークションに出品されたマスターテープは、ゴールデンレコードの制作を主導したカール・セーガン氏とアン・ドルーヤン氏の個人的なコレクションとして保管されていたものです。


テープは2枚組で、手書きの説明文が記されたケースもセットになっています。


開始価格は30万ドル(約4250万円)で、落札予想価格は40万ドル~60万ドル(約5670万円~8500万円)。入札期限は日本時間の2023年7月28日12時20分です。


なお、ゴールデンレコードを搭載したボイジャー2号は2018年に太陽系を離脱して星間空間に到達しています。その後、2020年には電力不足による全観測機器の停止交信断絶といった状況に見舞われましたが、NASAによる復旧作業を経て宇宙航行を続けています。

NASAの探査機「ボイジャー2号」が太陽系を離脱して「星間空間」に到達 - GIGAZINE

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in メモ, Posted by log1o_hf

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