TwitterがThreadsへのリンクをブロックしていると報じられる

2023年7月6日、MetaがTwitterのライバルとなるテキストベースのSNS「Threads」をリリースしました。Threadsの登場前からTwitterは1日のツイート閲覧数に制限を設けたり、TweetDeckを新デザインに強制移行したりと改悪を繰り返していますが、新たにThreadsへのリンクを含むツイートは検索結果に表示されなくなっていることが明らかになっています。

Twitter blocks links to rival Threads, while CEO downplays reports of traffic decline | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/07/11/twitter-blocks-links-to-rival-threads-while-ceo-downplays-reports-of-traffic-decline/

エンジニアのアンディ・バイオ氏は、Twitterで利用可能な演算子である「url:」を使って「url:threads.net」と検索し、Twitterの競合サービスであるThreadsへのリンクを含むツイートを検索しました。しかし、検索結果にはツイートが表示されないことが明らかになっています。

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Twitterではバイオ氏以外からも、検索結果からThreadsへのリンクを含むツイートが表示されなくなっていることが指摘されています。

TwitterがThreadsへのリンクを含むツイートをいつ頃からブロックし始めたのかは不明ですが、イーロン・マスク氏がTwitterを買収してから、Twitterが競合他社へのリンクをブロックしたのは今回が初めてではありません。

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しかし、バイオ氏によると「url:threads.net」ではなく「url:」以降のワードをピリオドで囲み、ドットを省いた「url:"threads net"」で検索すると、ブロックを回避してThreadsへのリンクを表示することができます。これにさらに「filter:follows」を追加すれば、自身のTwitterアカウントがフォローしているアカウントが投稿したThreadsへのリンクを含むツイートをチェックすることが可能です。

Post by @waxpancake

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Twitterでは「url:」を使った検索において、ドメインが「.net」のものが表示されなくなるというバグが存在するという指摘もありますが、例えばThreadsへのリンク(threads.net/@simeji_official)を直接検索しても、Twitterでは「検索結果はありません」と表示されます。

また、分析会社のSimilarwebは、Threadsのサービススタートから2日でTwitterのトラフィックが5％減少(前週比)したというデータを公開しています。さらに、Cloudflareのマシュー・プリンスCEOは、CloudflareのDNS順位ランキングをベースにThreadsの登場によりTwitterのトラフィックが減少したと指摘しました。

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これらの報道に対して、TwitterのCEOに就任したリンダ・ヤッカリーノ氏は、「Threadsを使うためにTwitterから離れないでください。Twitterは先週、2月以来最大の利用者数を記録しました。Twitterはひとつしかありません。知ってるでしょ？私は知ってる」とツイートし、Twitterのユーザー数は順調に増加していると反論しています。

なお、海外メディアのTechCrunchは「ThreadsはInstagramのユーザーベースを活用してユーザー数を迅速に拡大し、順調なスタートを切っていますが、このアプリの長期的な未来は不透明です」と指摘。

実際、Twitterがイーロン・マスク氏に買収された際にはTwitterのライバルと目されていたMastodonのユーザー数が急増しましたが、アクティブユーザー数はピーク時の250万人から2023年7月時点では190万人まで減少しており、Twitterに取って代わることには成功していません。

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