Google初の純正折りたたみスマホ「Google Pixel Fold」で写真を撮りまくってみたよレビュー
Googleの純正スマートフォンブランド「Pixel」で初となる折りたたみ可能なフォルダブルスマートフォン「Google Pixel Fold」が2023年7月31日(月)に登場します。一足早く実機を触ることができたので、今回はPixel Foldのカメラでいろんなものをパシャパシャ撮りまくってみました。
Google Pixel Fold 折りたたみスマートフォン - Google ストア
https://store.google.com/jp/product/pixel_fold?hl=ja
Google Pixel Foldの見た目やサイズは以下の記事でチェックしています。
Google純正の折りたたみ型スマホ「Google Pixel Fold」フォトレビュー、しっかりした作りでかなりの重量感 - GIGAZINE
また、Google初の折りたたみスマホはどんな感じの使い勝手なのかは以下の記事でレビュー済み。
1つのディスプレイに2つの画面を表示できる「Google Pixel Fold」実機使用レビュー、折りたたみスマホというより「2つ折りできるタブレット」な印象 - GIGAZINE
Googleの技術仕様によると、Google Pixel Foldに搭載されているカメラのスペックは以下の通り。
Google Pixel Foldのカメラ | |
背面カメラ | OISとCLAFを搭載した48メガピクセル Quad PD ピクセル幅 0.8μm、絞り値f/1.7、画角 82°、イメージセンサーのサイズ1/2インチ |
10.8メガピクセル ウルトラワイドカメラ ピクセル幅 1.25μm、絞り値f/2.2、画角 121.1°、イメージセンサーのサイズ 1/3インチ、レンズ補正 | |
10.8メガピクセルのデュアルPD 望遠カメラ ピクセル幅 1.22μm、絞り値f/3.05、画角 21.9°、イメージセンサーのサイズ 1/3.1インチ、光学ズーム5倍、超解像ズーム最大20倍 | |
前面カメラ | 9.5メガピクセルのデュアルPD、ピクセル幅 1.22μm、絞り値f/2.2、固定フォーカス、画角 84° |
インナーカメラ | 8メガピクセル、ピクセル幅 1.12μm、絞り値f/2.0、固定フォーカス、画角 84° |
なお、以降にある撮影例は、言及がない限り純正カメラアプリのカメラモードで撮影しており、明るさや色温度は設定していません。サムネイル画像をクリックすると大きな画像を見ることが出来ますが、データ転送量を抑えるため、長辺1400・画質90%でlanczos3アルゴリズムを使って縮小しています。
背面カメラでiCEOを撮影したところ。通常のスマートフォンと同様に、畳んだ状態で縦持ちにして撮影しています。
横持ちで撮影したところ。
そして、Pixel Foldの画面を開いて、同じ距離からiCEOを撮影したところ。開いた状態で撮影すると、被写体の距離がより近づいた印象。
前面カメラでセルフィーを撮影
インナーカメラは開いた状態で使うことができます。
なお、画面の角度をつけながら開いて横置きした状態だと、以下の画像のようにカメラのUIが変化します。簡単に机に置くことができるので、スマートフォン用スタンドがなくても自撮りを撮影したりビデオ通話を行ったりすることが可能です。
今度は外に持ち出していろいろと撮影してみました。
阪急百貨店のビルを撮影。ズーム率は0.6倍です。
ズーム率等倍
ズーム率2倍
ズーム率5倍
大阪駅前にある商業ビルのルクア大阪を見上げたところ。
同じ構図で、iPhone 14 Pro Maxで撮影するとこんな感じ。iPhone 14 Proは色合いがより鮮やかで明るく処理されているのがわかります。ただし、現実の色合いにより近かったのはPixel Foldかも。
大阪駅・時空の広場の時計と天井をPixel Foldで撮影。
同じものをiPhone 14 Pro Maxで撮影。
銅像をあおるような構図で、Pixel Foldで撮影してみました。
iPhone 14 Pro Maxで撮影した写真がこれ。Pixel Foldで撮影した写真の方が、銅像の反射する光を抑えていて、銅像本来の色がはっきり出ている印象。
近くにあった造花を撮影。Pixel Foldで撮影した写真は、大きな花の背景にある花にボケがかかっています。
iPhone 14 Pro Maxはボケがなく、全体的に明るめに処理されている印象。
Pixel Foldで撮影した観葉植物。葉にある濃緑と黄緑のコントラストがはっきり出ています。なお、写真下部に写っている黒い帯は照明装置の影です。
一方、iPhone 14 Pro Maxだと明暗の差が比較的くっきりしており、Pixel Foldよりも緑色が少し濃いように見えます。
Pixel FoldとiPhone 14 Pro Maxで、4K・30fpsのムービーで大阪駅近くにある水時計を撮影してみました。Pixel Foldで撮影したムービー(前半)の方が、iPhone 14 Pro Maxで撮影した方(後半)よりも少し明るく撮れているような印象を受けました。
【レビュー】Google Pixel FoldとiPhone 14 Pro Maxで4Kムービーを撮影して比較 - YouTube
皿に盛り付けられた料理を撮影してみました。全体的にPixel Foldで撮影した写真は背景にしっかりとボケがつくことがよくあります。色合いは柔らかく、iPhone 14 Pro Maxで撮影した写真と比較すると、やや暖色系になるイメージ。
iPhone 14 Pro Maxで同じ料理を撮影したところ。料理全体にピントが合っていますが、輪郭がややパキッとしている印象。
暗い場所にあるふくろうのモニュメントをPixel Foldで撮影しました。
iPhone 14 Pro Maxで撮影した写真は、Pixel Foldで撮影したものよりも全体的に明るくなっています。
今度は夜に撮影してみました。Pixel Foldで撮影した梅田堂山町の交差点。
京都・三条大橋から鴨川をPixel Foldで、カメラを長時間露光モードに切り替えて撮影したところ。
今度はPixel Foldの夜景モードで撮影してみました。夜景モードは暗闇の中の明かりがぐっと強調されるので、川面や空の雲への光の反射が強調され、全体的に明るい写真に仕上がっています。ただし、実際に夜の中で見た風景に近い暗さなのは長時間露光モードかも。
三条大橋の橋りょうを河原からPixel Foldの長時間露光モードで撮影したところ。
Pixel Foldの夜景モードで撮影したところ。長時間露光モードだと真っ暗で写っていなかった上半分が写っています。
近くにあった位置案内の石碑をPixel Foldの長時間露光モードで撮影したのが以下。夜なので暗いのは当然なのですが、街頭の明かりを受けて反射する金属板の部分や川面に反射する液晶モニターの光ははっきりと写っています。
Pixel Foldの夜景モードで撮影。かなり明るくなったことで、後ろに流れている水路の底や影になっている地面の様子がはっきりと見えるようになりました。
iPhone 14 Pro Maxで撮影するとこんな感じ。
京都・先斗町の一角をPixel Foldで撮影。
同じ場所をiPhone 14 Pro Maxで撮影するとこんな感じで、手前と奥から差し込む光が強調されて、全体的にかなり明るい写真となっています。
次回はPixel Foldのバッテリー周りをチェックする予定です。
Google Pixel Foldは記事作成時点では予約受付中で、価格は税込25万3000円となっています。
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