BingのチャットAIが日本語での音声入力に対応、実際にマイクでAIに質問してみた
Microsoftがデスクトップ向けのEdgeで、Bingの音声モードにアクセスできるアップデートを配信しました。このアップデートによって、Bingに統合された対話型AIによるチャット「Bing Chat」に音声を使って質問を行えるようになりました。また、日本語にも対応しているとのことで、実際にマイクを使ってBing Chatに日本語で質問をぶつけてみました。
Bing Preview Release Notes: Voice Chat on Desktop | Bing Search Blog
https://blogs.bing.com/search/june-2023/Bing-Preview-Release-Notes-Voice-Chat-on-Desktop
Bing’s chatbot now lets you ask questions with your voice on desktop - The Verge
https://www.theverge.com/2023/6/9/23755754/bing-voice-chat-desktop-microsoft
Microsoftによると、Bingの音声モードでサポートされているのは記事作成時点で英語・日本語・フランス語・ドイツ語・中国語で、今後さらに多くの言語がサポートされる予定だとのこと。また、音声認識だけではなく、テキスト読み上げによる回答もサポートしています。
実際に音声認識機能を使ってみるため、EdgeでBingにアクセスしてみました。上部にある「チャット」をクリック。
Bing Chatの入力欄を見ると、右端にマイクアイコンが表示されているのでクリックします。
マイクの使用許可を求めるポップアップが表示されるので、「許可」をクリックします。
これで準備完了。
実際に「地球上に存在する金の総量」をBing Chatに尋ねてみたところが以下。日本語でも問題なく認識し、検索結果を音声で読み上げてくれますが、漢字の読みには弱いようで、金を「かね」と読むこともありました。また、bingでの検索結果をそのまままとめ上げているだけなので、「バナナで表現すると約1兆2500億本」という謎過ぎる情報も読み上げてくれました。
MicrosoftのBing Chatに日本語で質問したら日本語で読み上げて答えてくれた - YouTube
今度は、Bing Chatのスタイルを「より創造的に」にして、早口言葉をしゃべってみるように頼んでみたところ。情報の検索ではなく他愛もない会話も可能です。
日本語音声入力に対応したBing Chatに早口言葉をお願いしてみた - YouTube
なお、Microsoftはすでに音声アシスタントAIとして「Cortana」を開発していますが、CortanaのWindowsデスクトップ向けスタンドアローンアプリは将来的に廃止されることが公式に発表されています。
MicrosoftがついにアシスタントAI「Cortana」のWindowsにおけるサポート終了を発表 - GIGAZINE
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