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iOS 17で音声認識アシスタントSiriの「Hey Siri」から「Hey」が削除される可能性


Apple製品で広く使えるSiriは、「Hey Siri」というウェイクワードを駆使して起動することができる音声認識アシスタントです。そんなSiriのウェイクワードから「Hey」がなくなる可能性が指摘されています。

Apple could change 'Hey Siri' to just 'Siri' in iOS 17
https://appleinsider.com/articles/23/06/03/siri-may-lose-the-hey-in-apples-ios-17-changes


Apple関連のリーク情報でおなじみのBloombergのマーク・ガーマン記者が、2023年6月3日に「月曜日には誰もがSiri、AI、WWDCについて質問してきます。私がしばらく言及していなかった項目のひとつが、『Hey Siri』から『Hey』を削除するという大きなプロジェクトについてです。来週にこれが実現する可能性に注目したいです」とツイートし、WWDC23の中でSiriのウェイクワードから「Hey」が削除される可能性について言及しました。


2011年の登場時には大きな話題を集めたSiriですが、Amazonの音声認識アシスタントであるAlexaやMicrosoftの音声認識アシスタントであるCortanaは、それぞれウェイクワードが1単語のみとなっています。そのため、AppleはSiriのウェイクワードを「Hey Siri」から「Siri」の1単語に縮めるのではないかというウワサが、2022年にも報じられていました。

Appleが音声アシスタントのSiriを呼び出すフレーズ「Hey Siri」から「Hey」を消そうとしている - GIGAZINE


中国のSNSとして人気なWeibo上でも「Siriのウェイクワードが『Hey Siri』から『Siri』に変更される」という情報が出回っており、これを基にガーマン氏はSiriのウェイクワードが変更される可能性を報じたのではとApple関連メディアのAppleinsiderは報じています。

なお、Weibo上ではiOS 17がさらにAndroid化され、デザインが変更される可能性についても触れられていました。この情報では、iOS 17はロック画面上のウィジェットの増加、アップグレードされたDynamic Island、コントロールセンターの再構築、ホーム画面のウィジェットの動的表示サポートなどが含まれると予想されています。


なお、2023年前半はOpenAIのChatGPTやGoogleのBardといったチャットAIが目覚ましい躍進を遂げています。そのため、Siriのような音声認識アシスタントに不満を抱く人も少なくありません。実際、海外メディアのThe Informationは「音声アシスタントのSiriやAIに取り組んでいるAppleのチームは従業員の離脱や幹部の思惑との板挟みになっており、AppleではAIの取り組みがうまく進展していない」と報じました。

Appleの慎重さと開発チームの機能不全が音声アシスタント「Siri」とAIの取り組みを妨げているとの指摘、AIの新時代に乗り遅れる懸念も - GIGAZINE


なお、Siriについては「AppleがChatGPTのような対話型AIをSiriに統合する可能性を模索している」という報道もあります。

AppleがChatGPTのような対話型AIをSiriに統合する可能性を模索しているとの報道 - GIGAZINE

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in モバイル,   ソフトウェア, Posted by logu_ii

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