簡単に手に入る素材で作る「パンクしづらい画期的な自転車タイヤ」とは?
ちょっとした距離の移動や、自動車を停めるスペースの少ない都市部での移動に便利な自転車は、誰もが乗った経験があるほど日本では身近な乗り物です。しかし、タイヤがパンクしてしまうという欠点も持ち合わせています。そんな欠点を克服したパンクしづらい画期的な自転車タイヤを、YouTubeチャンネルのThe Qが開発しました。
60 Tennis Balls = 2 Bicycle Tyres - YouTube
部屋の中で散乱するテニスボール。
犯人はロボット掃除機でした。
The Qは部屋に散乱するテニスボールを見て、何かを思いついた様子。
異なるサイズの塩ビパイプを用意して、テニスボールが入るか入らないかをチェック。
テニスボールの直径よりもわずかに小さい塩ビパイプを選び、物差しを使って等間隔に印をつけます。
この印にそって塩ビパイプをカット。
大量のわっかができました。
これにドリルで穴を開けます。
そして穴からネジを通し、ナットで固定。
この塩ビパイプのわっかにテニスボールを押し込みますが、素手では不可能だった模様。
万力でわっかを固定して手で押し込んだりハンマーで叩いたりしますが、テニスボールを中に押し込むことはできませんでした。
そこで取り出したのが金属パイプ。
この金属パイプにペンで印をつけます。
そして一部にドリルで穴を開けます。
さらにディスクグラインダーでカット。
こんな感じになりました。
そして金属パイプの先っぽをペンチで少しだけ閉じます。
続いて、一部を溶接。
表面を研磨します。
他にも金属パイプのようなものを用意しています。
これらをスプレーで黒色に塗りつぶしました。
丸型の金属パーツに先ほど作成した塩ビパイプのわっかを入れます。
この塩ビパイプのわっかの上から先ほど作成した金属パイプを差し込みます。先端が細くなるように加工していたことで、塩ビパイプのわっかに金属パイプを差し込むことができるようになっているわけです。さらに、この金属パイプにテニスボールを入れ、上から押し込みます。
これで素手では不可能だった塩ビパイプのわっかにテニスボールを押し込むことが可能に。
次に、自転車のホイールに等間隔で穴を開けます。
そして、塩ビパイプのわっかについているネジをつかってホールにテニスボールを固定。
完成。
最後は自転車のタイヤを用意。
不要な部分をカットして、テニスボールを取り付けたホイールにかぶせます。
テニスボール製の自転車タイヤを自転車に取り付けるとこんな感じ。
実際に乗ってみます。
何の問題もなく自転車は快適に道を走ります。
スイスイ
段差も問題なくクリア。
これならタイヤがパンクしてもテニスボールが1、2個破裂するだけなので、取り換えも楽そうです。
なお、The Qの動画のタイトルは「テニスボール60個=自転車のタイヤ2本」なので、タイヤを1本作るのにテニスボールが30個必要となる模様。
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