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Twitterが「おすすめ」タイムラインの投稿選択アルゴリズムをオープンソース化して公開、誰でもダウンロード可能に


Twitterが「おすすめ」タイムラインに表示する投稿の選択に用いているアルゴリズムのソースコードを公開しました。イーロン・マスク氏の予告通り、現地時間の2023年3月31日に公開された形です。

Twitter's Recommendation Algorithm
https://blog.twitter.com/engineering/en_us/topics/open-source/2023/twitter-recommendation-algorithm


Twitterのタイムラインには「おすすめ」と「フォロー中」の2種が存在しており、「おすすめ」にはフォロー中ユーザーとフォローしていないユーザーの投稿が混ざった状態で表示されます。この「フォローしていないユーザーの投稿」は完全にランダムに表示されているわけではなくTwitterの独自アルゴリズムに沿って選択されているのですが、Twitterがアルゴリズムを非公開にしていることから「Twitterが一部のユーザーの表示回数を操作しているのではないか」といった疑惑が存在していました。


Twitterのおすすめアルゴリズムを巡って疑惑が渦巻く中、2023年3月にマスク氏は「コードの透明性を確保するということは、最初は非常に困惑するものですが、レコメンデーションの質を急速に向上させることでしょう。最も重要なのは、皆さまの信頼を得ることです」と述べ、2023年3月31日にアルゴリズムのコードを公開することを宣言しました。

イーロン・マスクが「Twitterのコードを2023年3月31日にオープンソース化する」と発表 - GIGAZINE


しかし、2023年2月には「マスク氏が『来週までにソースコードを公開する』と宣言したものの、実際には公開されなかった」という事例が発生していました。このため、2023年3月のオープンソース化宣言後も実際にソースコードが公開されるかどうかは不透明な状態が続いていました。

上記のような状況の中、マスク氏は現地時間の2023年3月30日におすすめアルゴリズムのオープンソース化を宣言しました。


ソースコードは以下のリンク先で公開されており、誰でもダウンロード可能な状態となっています。

GitHub - twitter/the-algorithm: Source code for Twitter's Recommendation Algorithm
https://github.com/twitter/the-algorithm


上述の通り、Twitterはおすすめアルゴリズムのソースコードを公開しましたが、2023年3月には「Twitterには秘密のVIPリストがあり、特定ユーザーの投稿表示回数を増加させている」ということが報じられています。このため、「アルゴリズムを公開しても『特定ユーザーの表示回数が多い理由』が明らかになる可能性は低い」とも指摘されています。

Twitterがバイデン大統領や議員を含む「VIPユーザー」のツイート表示回数を増加させていたことが判明 - GIGAZINE

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by log1o_hf

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