奇抜な外観の自動サイフォン式コーヒーメーカー「Siphonysta」は作って飲むまでは最高だが後片付けが結構面倒

2023年2月に登場したコーヒーメーカー「Siphonysta」は、シリンダーユニットを搭載したユニークな外観が目を引くコーヒーメーカーで、抽出過程から味や香りまでコーヒーの魅力を余すことなく楽しめます。そんなSiphonystaは非常に独特な形状をしているため「洗うのが大変そう」と考えている人も多いはず。そこで、実際にSiphonystaを洗う工程をまとめて、どれくらいの手間がかかるのか確かめてみました。

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Siphonystaは、サイフォン式コーヒーの抽出過程を自動化したコーヒーメーカーで、上下2つのシリンダーユニットの中でコーヒーを抽出できます。Siphonystaの詳細な見た目は、以下の記事で徹底的にチェックしています。

独特過ぎる見た目の次世代サイフォン式コーヒーメーカー「Siphonysta」徹底フォトレビュー - GIGAZINE

また、実際にSiphonystaでコーヒーを抽出する様子やコーヒーの完成度は、以下の記事で詳しくチェックしています。今回は、Siphonystaでコーヒーを作った後の片付け手順を確認してみます。

「コーヒーの噴水」で抽出過程からワクワクが止まらない次世代サイフォン式コーヒーメーカー「Siphonysta」は初心者でもコーヒーの深みに至れる素敵マシンでした - GIGAZINE

Siphonystaでコーヒーを作り終わると、下シリンダーにコーヒー粉の出がらしが残ります。

後片付けは「シリンダーユニットの洗浄」と「Siphonysta本体の汚れ取り」という2つの工程に分かれています。シリンダーユニットを洗浄するには、まずロックバーを奥に押し込んでロックを解除します。

ロックを解除したら、シリンダーユニットを本体から取り外します。

シリンダーユニットを「ジョイント」「下シリンダー」「上シリンダー」の3つに分解します。この時、付属のスタンドを使うとシリンダーを安定した状態で置いておけます。

下シリンダーの中に残ったコーヒー粉をごみ箱に捨てます。

続いて、洗剤を使って下シリンダーを洗います。

下シリンダーに装着していた揚水パイプ＆フィルターを洗浄します。

さらに、上シリンダーも洗います。

上シリンダーは、赤枠のパッキン部分に汚れが残りやすいので注意しながら洗います。

細い筒状の部分は付属の洗浄ブラシでゴシゴシ洗います。

ジョイントにはパッキンが装着されいるので、洗う前に取り外します。

そして、ジョイントとパッキンを両方とも洗浄します。

シリンダーユニットの洗浄が終わったら、乾いた布で拭いて乾燥させておきます。

続いてSiphonysta本体に付いた汚れを取ります。マグカップをのせる銀色の部分にコーヒーの汚れが付きやすいので入念に拭き取ります。

銀色の部分を取り外すとこぼれたコーヒーを受けるトレイが現れるので、トレイに付いた汚れも掃除します。これで、コーヒーを作った後に毎回行う後片付けは完了です。1つ1つの工程は難しいものではありませんが、ペーパードリップなどのシンプルな抽出方法と比べて工程が多く面倒に感じる人も多そうです。

また、シリンダーユニットや本体を洗浄した後も「シリンダーユニットとコーヒーの出口をつなぐ穴」からコーヒーが垂れてくることがありました。この穴を完全に乾燥させる方法もなさそうなので、長時間使わない際は気になりそうです。

実際にSiphonystaでコーヒーを作成して後片付けまでの工程を体験した結果、「抽出過程を楽しんだ後に完成度の高いコーヒーを飲める」というコーヒー好きにはたまらない特徴を備えつつ、「後片付けが面倒」というデメリットがあると分かりました。Siphonystaは「おいしいコーヒーを楽しむためなら、少しの面倒くらい我慢できる！」という人にはかなりオススメできますが、「サクッと簡単にコーヒーを楽しみたい！」という場合はサーモスの「真空断熱ポット コーヒーメーカー」など、別のコーヒーメーカーを検討するのがオススメです。

なお、Siphonystaは記事作成時点では公式オンラインストアやヨドバシ.comなどで税込6万6000円で販売されています。また、Amazon.co.jpでも扱われていますが、記事作成時点では非常に割高な価格で販売されています。

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