「テトリス」の権利をソビエト連邦から手に入れる苦難を描く映画「テトリス」予告編公開

落ちものパズルゲーム「テトリス」の権利をソビエト連邦に渡って手に入れ、世界的なヒットゲームに育て上げた実業家ヘンク・ロジャースの物語を描く映画「テトリス」の予告編が公開されました。
Watch Tetris | Apple TV+
https://tv.apple.com/us/movie/tetris/umc.cmc.4evmgcam356pzgxs2l7a18d7b
Tetris — Official Trailer | Apple TV+ - YouTube

PCに表示されているのは「テトリス」

「テトリスを5分間プレイしただけで、夢の中でもテトリミノが落ちてくる」「詩的だ。芸術と数学、すべてが魔法のように同時進行する、まさに完璧なゲームだ」と熱弁を振るう実業家のヘンク・ロジャース(演:タロン・エガートン)。

「テトリス(TETRIS)」という名称は、ギリシャ語で4を意味する「テトラ(Tetra)」と「テニス」を組み合わせたもの。

研究所にやってきたロジャース。

「ヘンク、これはまだ世界で10人しか見たことがないものだ」

ロジャースが見せてもらったのはゲームボーイでした。

すぐに「テトリスを一緒に販売して欲しい」と売り込むロジャース。

「権利の取得は可能なのか?」と問い返されます。

ロジャースはニヤリと笑みを浮かべました。

しかし、テトリスの権利を所有しているのはソビエト連邦です。

当時のソビエト連邦はアメリカにとって最大の敵国。そのことを忠告する電話を「大丈夫大丈夫」と受け流すロジャース。

モスクワ行きを実現させます。

開発者のアレクセイ・パジトノフと出会ったロジャースは、「君のゲームは素晴らしい。私が君を億万長者にしてあげよう」と声をかけます。

しかし、問題は権利の交渉。「テトリスのために来ました」と告げるロジャースに、ソ連側担当者は「金のためにきたんだろう」とロシア語で返します。

「彼は何と言ってるんです?ロシア語は話せません」と困惑のロジャース。

その反応に、盗聴していた女性職員が笑ってしまう場面も。

ロジャースは共産党の有力者から監視を受けることに。

「世界は変化している」

「ソビエト連邦が取り残されることはない」と語るのはミハイル・ゴルバチョフ。

さまざまな窮地をロジャースは乗り切ることができるのか。

そして、ロジャースの目の前で静かにテトリスをプレイする男性。

「悪くないな」と感想を一言。任天堂の山内溥氏でした。

映画「テトリス」はApple TV+で2023年3月31日から配信予定です。
なお、「テトリス」の映画化は2014年に報じられていて、2016年には3部作の予定という話が出ていましたが、制作会社が変わっているため、企画につながりはないようです。
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