複合現実(MR)を使ったホットウィールを部屋の中に作った自作コースで操縦可能な「ホットウィール・リフトラリー」がリリース予定
アメリカのダイキャスト製ミニカーシリーズ「ホットウィール」からカメラ付きラジコンカーをディスプレイを見ながら操縦する「ホットウィール・リフトラリー」がPS4/PS5、iOS向けに2023年3月14日から発売されます。
Race Hot Wheels® in Mixed Reality - [CMS SCHEMA REQUIRED]
https://www.riftrally.com/
Hot Wheels: Rift Rally is a mixed reality R/C car for PS4, PS5, and iPhone - The Verge
https://www.theverge.com/23585179/hot-wheels-rift-rally-hands-on-preview-price-release-date
以下の動画はホットウィール・リフトラリーの紹介PVです。実際のラジコンカーは部屋の中を走行するだけにもかかわらず、複合現実(MR)技術によってゲーム内で車から炎が発生したりドリフトを行ったりと、派手な表現が行われていることが確認できます。
Hot Wheels™ Rift Rally — RC Car + Video Game - YouTube
ホットウィール・リフトラリーを実際にプレイしたテクノロジー系ニュースサイトのThe Vergeは「実際のラジコンカーはそこまで速くありませんが、手元のiPhoneの画面を見ると、ブーストや画面の揺れ、タイヤスモークなどの表現で非常に速さを感じます」と述べています。
ホットウィール・リフトラリーのラジコンカーにはLEDインジケーターや「カメレオン」と呼ばれる1080pのカメラが搭載され、ラジコンカーを除く風景をキャプチャーすることで、MRを用いてジャンプやドリフト、ドーナツターン、ウィリーなどを表現します。
ホットウィール・リフトラリーを手がけるVelan Studiosは2020年10月にラジコンカーを部屋の中に自作したコースで走らせることができるNintendo Switch向けソフト「マリオカート ライブ ホームサーキット」を開発した企業です。
マリカー操作でリアルカートを部屋の中に作った自作コースで走らせる「マリオカート ライブ ホームサーキット」をプレイするとどんな感じになるのかレビュー - GIGAZINE
ホットウィール・リフトラリーをプレイするためにはiPhoneやPS4またはPS5、安定したネット回線が必要です。また、ホットウィール・リフトラリーには1台のラジコンカーだけでなく、コース作成時に使用するゲートが4つ付属し、これらのゲートを設置することで橋やアーチなどの表現が可能になります。
Velan Studiosの最高マーケティング責任者のデビッド・ポクレス氏は「1台のラジコンカーを通じて乗用車からトラック、F1カーまで、あらゆる車を運転する体験が可能です」と述べています。
ホットウィール・リフトラリーでは1人プレイ用の基本的なキャンペーンモードだけでなく、最大4台を持ち寄って同時にレースを行うマルチプレイヤーモード、1台のラジコンカーを複数のコントローラーで操縦するPlayStation専用モードがプレイ可能とのこと。
The Vergeは「ホットウィール・リフトラリーを実際にプレイしてみて、このゲームはガジェットとゲームの素晴らしい組み合わせだと感じました。しかし、子どもたちが定着して遊ぶかどうか、デモプレイの段階ではまだ分かりません」と述べています。
PS4/PS5、iOS対応の「ホットウィール・リフトラリー」は2023年3月14日から販売され、価格はスタンダードエディションが129.99ドル(約1万7000円)で、マクラーレン・セナのミニカーなどが付属したコレクターズエディションが149.99ドル(約2万円)です。なお、日本国内での発売は記事作成時点で未定です。
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