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超小型&超軽量なモバイルモーションキャプチャ「mocopi」とスマホがあればいつでもどこでもバーチャル美少女に受肉できる


iPhoneなどのスマートフォンと連携することでどこでも簡単に全身の動きをトラッキングし、3DCGモデルのアバターを動かすことが可能な超小型かつ超軽量のモバイルモーションキャプチャー「mocopi」がソニーから2023年1月20日に登場します。そんなmocopiを一足先に体験できる機会を得たので、実際に全身にmocopiを装着してアバターを動かしてその性能を確かめてみました。

モバイルモーションキャプチャー mocopi | ソニー
https://www.sony.jp/mocopi/

mocopiがどんな見た目なのかは以下の記事を読むとわかります。

超小型&超軽量で全身の動きをキャプチャーできるソニーの「mocopi」フォトレビュー - GIGAZINE


mocopiをスマートフォンにセットアップする流れは以下の記事にまとめ済み。セットアップ自体は非常に簡単で、わずか30分ほどでフルトラッキングの準備は完了。

スマホでどこでも簡単にフルトラッキングできるソニーの超小型モーションキャプチャ「mocopi」をセットアップしてみた - GIGAZINE


今回使っているmocopiの公式アプリは先行で公開されているベータ版で、記事作成時点ではキャプチャしたモーションデータに合わせて動くアバターのムービーとモーションデータそのものの記録が可能。アバターが動くムービーを録画するのは簡単で、アプリ上から録画ボタンをタップするだけ。


3秒のカウントが行われ、録画が始まります。なお、ムービーのフレームレートは30fpsで、モーションデータのフレームレートは50fpsとなります。


以下は実際にmocopiのアプリで録画したムービー。単に手足の位置だけではなく、手首や足首のひねりもアバターに反映されます。首も高さだけではなく、首の角度やひねりが再現されました。また、飛んだり跳ねたりとかなり激しい動きもしてみましたが、ちゃんとアバターに反映されました。

ソニーの超小型モーションキャプチャ「mocopi」を装着して体をひねったり飛んだり跳ねたりするところをフルトラッキングしてみた - YouTube


また、以下はmocopi上でトラッキングしたアバターの動きと実際に動いている様子を並べたところ。実際の動きとiPhone上のアバターの動きにラグはほとんどなく、首や手足が突然変な方向に曲がってしまうこともなく、スムーズに動いています。

スマホでサクッと使えるソニーの超小型モーションキャプチャ「mocopi」で実際にフルトラッキングしているところ - YouTube


アバターは記事作成時点でmocopi公式アバターであるRAYNOSちゃん以外にシンプルな人型アバター「HUMAN」も選べます。アバターを変更する場合は、左上の「アバター」をタップ。


「HUMAN」をタップします。


HUMANはこんな感じで、非常にシンプルで純粋に体の動きだけを示すようなアバターとなっています。


録画時の背景は、「背景」をタップすることで変更可能。


黒い床に白いグリッドが描かれた「デフォルト」のほか、グリーン(#00ff00)、ブルー(#0000ff)、ホワイト(#ffffff)、そしてカラーコードを自分で設定できるカスタムカラーが選べます。


グリーンに設定したところが以下。このまま録画して、編集ソフト上でグリーンを切り抜く設定にすれば、背景を透過することが可能です。


背景をグリーンにして録画したムービーを、現実のムービーとクロマキー合成することで、以下のようなムービーも作成できます。

mocopiのアプリで録画したアバターと現実をクロマキー合成してみた - YouTube


なお、「マイク」をタップして「OK」を選択し、マイクの権限をアプリに付与すれば、録画の際に音声も収録可能。アバターの口部分が可動であれば、話し声に合わせて唇を動かすリップシンクが行えます。


マイクをオンにすると、初回にマイクへのアクセスが求められるので「OK」をタップします。


実際にmocopiを使ってみると、とにかく小さくて軽いというのが大きな特徴だと思いました。VRデバイスに連携できるフルトラッキング用のデバイスはかなり大きくて重く、実際に動く上で邪魔になるため、どうしても没入感を損なってしまうところがありました。しかし、mocopiは軽くて小さく、トラッキングの精度も高いのがうれしいポイント。例えば、一般的なVR用トラッカーであるVIVEトラッカーはサイズが70.9mm×79.0mm×44.1mmで重さが75gなのに対して、mocopiは32mm×11.6mmで重さが約8gです。将来的にはVRChatなどのコンテンツとの連携も予定されているとのことで、「フルトラッキング用のモーションキャプチャは重くてかさばるデバイス」というイメージをいい意味で壊してくれます。

連続モーションキャプチャー使用時間は公称で最大約10時間、充電にかかる時間は約1.5時間とのことで、使い勝手も十分。小さくて持ち運びやすく、スマートフォンと連携するだけで使えるので、「3Dアバターは持っているけど、キャプチャーをトラッキングするためのスペースや設備がない」という人にお役立ち。ほかにもVTuberとして活動しながら「高価な機材が整ったスタジオでなければ3Dアバターを使った配信ができない」という人にもぴったりなアイテムといえます。

mocopiは2023年1月20日に登場予定で、価格は税込4万9500円となっています。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

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