無料かつ広告も表示されない写真特化型SNS「Pixelfed」を使ってみたよレビュー
TwitterやFacebook、InstagramといったSNSは、単一の企業によって管理されていることから、企業のプライバシーポリシー変更やサーバー閉鎖などの影響を直接受けてしまいます。オープンソースで開発されている写真特化型SNS「Pixelfed」はMastodonのようにユーザーが独自のルールを定めたサーバーを運用可能で、利用料金無料かつ広告も表示されないとのこと。そんなPixelfedを実際に使ってみました。
Pixelfed - Decentralized social media
https://pixelfed.org/
Pixelfedは、Instagramのような写真特化型SNSですが、Instagramと異なり、ユーザーが独自のルールを設定したサーバーを設立可能。このため、「ミニInstagram」のようなサーバーがインターネット上に複数存在しており、ユーザーは好みのサーバーを選んで参加できます。Pixelfedのサーバーを探すには、公式サイトの「Join a community server」をクリックします。
すると、稼働中のサーバー一覧が表示されます。日本語で運営されている「Pixelfed.Tokyo」を見つけたので、「Join」をクリックして参加してみます。
アカウント登録画面が表示されたら、上から順に名前、ユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力して、16歳以上のチェックを入れてから「アカウントを登録」をクリックします。
確認メール送信画面が表示されたら「確認メールを送信する」をクリック。
「Verification email sent」と表示されたら確認メールの送信は成功です。
登録したメールアドレスの受信箱に確認メールが届いているので「Confirm Email」をクリック。
すると、作成したアカウントのタイムラインが表示されました。初期状態でPixelfed.Tokyoの公式アカウントをフォローした状態になっており、タイムライン上にPixelfed.Tokyoの投稿が流れています。各投稿には「いいね」を付けたり、コメントを送信したり、リポストしたりといった操作が可能です。
画面左側の「ローカルフィード」をクリックすると、Pixelfed.Tokyoに参加しているユーザーの投稿がフォローの有無に関係なく表示されます。
また、「グローバルフィード」をクリックすると、Pixelfed.Tokyo以外のサーバーの投稿もズラリと表示されます。
写真を投稿したい場合は「新規投稿」をクリックすればOK。
投稿の種類を選択する画面が表示されたら「New Post」をクリックします。
すると、ファイル選択画面が表示されるので、投稿したい写真を選択します。Pixelfed.Tokyoでは写真だけでなくムービーも投稿可能で、対応ファイルは「jpg」「png」「gif」「mp4」「m4v」「webp」。ファイルサイズの上限は17MBです。
写真の選択が完了したら、最大500文字の説明を入力して「Post」をクリックします。
すると、選択した写真が自分のタイムラインに表示されました。
また、ローカルフィードにも自分の投稿が表示されていました。Pixelfedではフォローしていないユーザーの投稿もサクッと確認できるので、新たなアイデアを求めている際や、暇つぶしなどに最適です。
Pixelfedはオープンソースで開発されており、以下のリンク先でソースコードが公開されています。
GitHub - pixelfed/pixelfed: Photo Sharing. For Everyone.
https://github.com/pixelfed/pixelfed
また、自分でサーバーを設立するためのガイドも用意されています。
Generic installation guide | Pixelfed Documentation
https://docs.pixelfed.org/running-pixelfed/installation/
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