キノコや海藻由来の「人工牡蠣(カキ)」登場、本物と同じ食感でレストラン品質の味わい


牡蠣(カキ)は、生でも焼いてもフライでもおいしく食べられる海の幸です。そんなカキをキノコや海藻から作り出す試みがアメリカに拠点を置く企業「Pearlita Foods」によって行われており、2022年11月8日には初の試食会が開催されました。

Pearlita Holds First Tasting of Plant-Based Oysters in Berkeley, CA
https://vegconomist.com/food-and-beverage/meat-and-fish-alternatives/pearlita-first-tasting-oysters/

Pearlita Foodsは2022年1月に設立された企業で、人工カキの安定供給を目指して研究開発を進めています。Pearlita Foodsがどのような企業なのかは、以下のムービーを再生するとよく分かります。

Pearlita Foods: Our mission - YouTube


カキは「低脂肪」「高タンパク」「ミネラル豊富」「ビタミン豊富」といった特徴を備えており、日本だけでなく世界中で人気な食べ物です。


一方で、カキは海水をキレイにしたり、二酸化炭素を吸収するといった役割を担っており、カキの漁獲量が増えすぎると環境に悪影響を及ぼす可能性があります。


Pearlita Foodsは、カキの味を楽しみつつ環境を保護するために、人工的にカキを作り出すことを目指しています。


Pearlita Foodsの人工カキはキノコや海藻をベースに作られており、この人工カキの試食会が2022年11月16日に実施されました。試食会の参加者は「本物のカキと同じような食感がする」「レストランクオリティの味わい」といった感想を残しており、試食会は成功に終わったとのことです。


なお、Pearlita Foodsは将来的に人工イカや人工ホタテの生産も計画しています。

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in , Posted by log1o_hf

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