「ブレードランナー」の新作ドラマ「ブレードランナー2099」制作にグリーンライト点灯、製作総指揮はリドリー・スコット
1982年に公開された映画「ブレードランナー」、および2017年に公開された続編「ブレードランナー2049」の、さらに50年後を描く実写ドラマ「ブレードランナー2099」の制作に、Amazonからグリーンライト(制作OKの合図)が出されたと報じられています。製作総指揮はシリーズをこれまでも統括してきたリドリー・スコットが務めます。
‘Blade Runner 2099’ Series Ordered By Amazon EP’ed By Ridley Scott – Deadline
https://deadline.com/2022/09/blade-runner-2099-series-greenlighted-amazon-ridley-scott-executive-producing-1235119651/
Amazon’s ‘Blade Runner’ TV Series Officially Happening – The Hollywood Reporter
https://www.hollywoodreporter.com/tv/tv-news/amazon-blade-runner-2099-tv-series-pickup-1235220944/
1982年に公開された映画「ブレードランナー」は、2019年の“近未来”を舞台に、人間社会に潜り込んで逃げようとする人造人間・レプリカントを抹殺する任務を負った捜査官デッカードの物語。全体的に薄暗い中、香港を思わせるギラギラしたネオンで飾られた町並みに代表される退廃的な近未来像は、後続の作品に大きな影響を与えました。
映画『ブレードランナー ファイナル・カット』予告編【HD】2019年9月6日(金)IMAX2週間限定公開 - YouTube
2017年に公開された「ブレードランナー2049」はその30年後を描いていて、今度は進化したレプリカントがブレードランナーとなっています。
映画『ブレードランナー2049』日本版予告編 - YouTube
新たに制作される「ブレードランナー2099」はタイトルの通り、「ブレードランナー2049」のさらに50年後が舞台として設定されています。どういったストーリーになるのか、2049に登場した捜査官Kやステリン博士のその後が描かれるのかといった詳細は不明ですが、「グリーンライト」は少なくとも脚本はほぼフルに完成した状態でなければ点灯しないという事情があるため、これからは本格的に撮影に入っていくスケジュールになるとみられます。
なお、本作の制作についてAlcon Entertainmentの共同創業者・共同CEOのアンドリュー・コソーヴ氏とブロデリック・ジョンソン氏は「40年前、観客がリドリー・スコットの『ブレードランナー』の素晴らしいビジョンに出会って以来、この映画は最も影響力のあるSF映画の1つとなりました。そしてドゥニ・ヴィルヌーヴの続編『ブレードランナー2049』は、最も評価の高い続編の1つとなりました。それだけに、我々は本作がとても高いハードルを越えなければならないのだと認識しています。脚本家のシルカ・ルイサ氏、Amazonのパートナーたち、そしてScott Free Productionsと協力して、その基準に沿って、次世代の『ブレードランナー』で視聴者の皆さんを喜ばせることができればと思います」とメッセージを発しています。
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