各種メカやロボットを大きさ順に並べた比較ムービー登場、巨大ロボットはどこまで大きくなるのか?
マイクロメートル単位の特殊潜航艇から宇宙船、学園艦まで、さまざまな船の大きさを比較したムービーを制作したMetaBallStudiosが、メカ・ロボット版の比較映像を公開しています。
🤖 MECHAS (piloted robots) SIZE COMPARISON 🤖 (3D Animation) - YouTube
一口に「メカ」「ロボット」といっても多種多様ですが、このムービーではメカを「操縦するロボット」と定義しているので、自分で動くトランスフォーマーのオプティマス・プライムなどは登場しません。
最初に登場したのは「LEGOムービー」の主人公エメットが乗り込む建設用メカ。人間ではなくレゴのキャラクターなので、メカの大きさも30cm程度。画像中、数字の後ろに「*UM」とありますが、これは「信頼性のない測定値」であることを示しているとのこと。
次に登場する「天元突破グレンラガン」のラガンは、主人公・シモンの乗機で、大きさは1.5m。隣に2人の人間が並んでいるように見えますが、左は映画「メン・イン・ブラック」に出てきた貴金属店店主ローゼンバーグで、小型エイリアンが乗り込んでいる人間型ロボット。右は映画「デイブは宇宙船」に出てくる、小型エイリアンたちが乗り込んでいる人間型宇宙船です。
その後、いわゆる「人が乗り込む」タイプのメカやロボットが登場。「アイアンマン」シリーズの中でも特に大柄な「アイアンマンマークXLIV ハルクバスター」の全高が3.3m。
3m~4m台のメカだと、操縦席がどこにあるかが明白なものが多め。
先ほど出てきたラガンともう1体のロボット・グレンが合体すると高さ5mの「グレンラガン」になります。
「天空のエスカフローネ」のエスカフローネ、「機動警察パトレイバー」のAV-98 イングラム、「フルメタルパニック!」のARX-7 アーバレスト、「スター・ウォーズ」のAT-ST ウォーカーが全高8m~8.5mでほぼ同じ大きさ。スタイルが異なるため、AT-ST ウォーカーの大きさがちょっと意外。
「ワンピース」でフランキーが乗り込む合体ロボ・フランキー将軍は全高13m。
全高18m周辺には「機甲戦記ドラグナー」ドラグナー1型、「マジンガーZ」マジンガーZ、「機動戦士ガンダム」RX-78-2 ガンダム、「鉄人28号」鉄人28号と有名なロボットが並びます。ロボットのパイロットは機体内部に乗り込むケースがほとんどですが、鉄人は外部からリモコンで操縦するのが特徴的。
全長20mオーバーになってくると、いわゆる「スーパーロボット」系統のロボットが増えてきます。「スター・ウォーズ」のAT-ATウォーカーもこのあたり。
映画「宇宙戦争」のトライポッドが45m、ゲーム「新スーパーロボット大戦」からシリーズに登場したオリジナルロボット・SRXが51.2m、「新世紀エヴァンゲリオン」エヴァ初号機が70m(±30m)となっています。なお、エヴァはテレビアニメ制作時は見せ方を優先して大きさを変えていたため40m~200mという設定で、新劇場版制作時には全長80mに設定されているとのこと。
これで終わりかと思ったら、これまで出てきたロボットの後ろに新たなロボットが出現しました。折り返しているので、ここ以降は右から左へと新たなロボットが並びます。「パシフィック・リム」のジプシーデンジャーが全長79m、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のストレリチアがおよそ80m。
「伝説巨神イデオン」イデオンが105m、「機動戦士ガンダムUC」ネオジオングが116m、映画「ゴジラvsコング」に登場したメカゴジラが122m。なお、「スーパーロボット大戦」でイデオンと並んで特に大きなロボットとして「戦艦に収容できない」などとネタにされる「無敵鋼人ダイターン3」のダイターン3が全長120mなので、このメカゴジラと同じぐらいの大きさ。
200m超級のところには「天元突破グレンラガン」ダイグレン(約200m)、「ゾイド」ウルトラザウルス(不定)、「惑星ロボ ダンガードA」ダンガードA(200m)、「ファイブスター物語」ヤクトミラージュ(ツインタワー部約202m・本体部49.7m)、「トップをねらえ!」ガンバスター(240m)と並びます。ウルトラザウルスは作品によって大きさが異なり、全高20m台のことも多々ありますが、アニメ版「ゾイド -ZOIDS-」では333mに設定されていたとのこと。
この200m超級のロボットすら小さく見えるのが「ぼくらの」ジアース(500m)、「アカメが斬る!」の巨大人型帝具・シコウテイザー(約500m)、「超時空要塞マクロス」SDF-1 マクロス(1210m)。
SDF-1 マクロスが脚部程度のサイズに見えてしまう「天元突破グレンラガン」アークグレンラガン(推定5km)とデカブツ(推定5km)。
「超時空要塞マクロスⅡ-LOVERS AGAIN-」に登場する、戦艦4隻がドッキングしたマクロスキャノンは全長5.9km。
さすがにここまでかと思いきや、画面がすーっと引きになり……
「天元突破グレンラガン」の超銀河グレンラガンが登場。月とほぼ同サイズです。
その横に並ぶのは「トップをねらえ!2」ダイバスター。大きさは1万km以上。
直径13万9800kmの木星が背後に現れると、ダイバスターや超銀河グレンラガンでも小さく思えてしまいます。
しかし映像はさらに引いていき、太陽系を抜け……
小マゼラン雲すらも越えていきます。
現れたのはアニメ「天元突破グレンラガン」に登場するタイトルと同名のロボット・天元突破グレンラガン。ムービーを制作したMetaBallStudiosは推定値として小銀河サイズにしていますが、オーディオコメンタリーで語られた内容によれば「銀河の3倍」。ただし、本作は我々が知る宇宙とは別の宇宙のお話なので、銀河の大きさ自体が我々の宇宙とは異なる可能性があります。
同様に、宇宙規模の大きさなのが漫画「ゲッターロボ」サーガに登場するゲッターエンペラー。
しかし、さらに上を行くのが超天元突破グレンラガン。先ほど出てきた天元突破グレンラガンが頭部に位置するという大きさ。ロボットアニメに登場するロボットとしては過去最大級です。これもMetaBallStudiosは推定値として「大銀河サイズ」としていますが……
資料やオーディオコメンタリーなどから、観測可能な宇宙より大きいことがわかっています。
なお、ロボット以外の要素も交えた上で「小さな巨人ミクロマン」のアーサー(8cm)から比較している動画をニート運送さんがニコニコ動画で公開しています。
ロボットの大きさ比較 174作品を並べてみた【ミクロマン~グレンラガン】 - ニコニコ動画
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