QRコードはどんな技術で何が危険なのか?
2020年に世界的に流行した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、タッチ決済などの非接触型技術が急速に普及しました。こうした非接触型技術の1つである、正方形の白黒コードをカメラで読み取る「QRコード」について、暗号化プロトコルの専門家であるテネシー大学コンピューターサイエンス科のスコット・ルオーティ助教が解説しています。
How QR codes work and what makes them dangerous – a computer scientist explains
https://theconversation.com/how-qr-codes-work-and-what-makes-them-dangerous-a-computer-scientist-explains-177217
QRコードはトヨタグループに属する自動車部品メーカーのデンソーが1994年に開発した技術です。当時デンソーの製造工場は各種部品をバーコードで管理していましたが、「たった1つの作業のために複数のバーコードを読み取る必要があり手間がかかる」という現場の声に応える形で、開発部門の原昌宏氏が横方向にしか情報を持たないバーコードとは異なり「縦横に情報を持つ」というQRコードを開発。「まず普及を」という理念に基づいてオープンソースとして提供したところ、自動車産業の枠を超えて急速に普及が進みました。
History of QRcode - YouTube
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