半導体産業の売上高は2021年に前年比26.2%増の5559億ドルに達し2022年には8.8%の成長が見込まれる
電子機器に用いられる半導体が世界的に不足している中で、2021年における半導体の出荷数が記録的なものとなり、産業全体の売上高が過去最高に達していたことが明らかにされました。
Global Semiconductor Sales, Units Shipped Reach All-Time Highs in 2021 as Industry Ramps Up Production Amid Shortage - Semiconductor Industry Association
https://www.semiconductors.org/global-semiconductor-sales-units-shipped-reach-all-time-highs-in-2021-as-industry-ramps-up-production-amid-shortage/
Global chip sales hit record in 2021, will grow 8.8% in 2022 -SIA | Reuters
https://www.reuters.com/technology/global-chip-sales-hit-record-2021-will-grow-88-2022-sia-2022-02-14/
半導体産業の調査団体である半導体工業会(SIA)の調べによると、2021年における半導体産業全体の売上高は過去最高の5559億ドル(約64兆2000億円)であり、2020年の4404億ドル(約50兆8000億円)と比較して26.2%増加したとのこと。また、各企業が需要の高まりに対応して生産数を増加させたために、同年の半導体出荷数は2018年以来の伸びを見せ、1兆1500億個に達したことも明らかにされました。
地域別に見ると、南北アメリカの売上高は前年比27.4%増で年間成長率は過去最大。ヨーロッパが27.3%、中国が27.1%、日本が19.8%、アジア太平洋およびその他が25.9%の増加を見せました。最大の市場は中国で、売上高は全体の約35%を占める1925億ドル(約22兆2000円)でした。
事業別に見ると、自動車やコンピューターに一般的に使用されるアナログ半導体の年間成長率は33.1%とほかをしのぎ最大に。売上高が最も大きかったのはロジック半導体の1548億ドル(約17兆9000億円)で、年間成長率は30.8%。次点に1538億ドル(17兆8000億円)、30.9%増のメモリ半導体が付けました。
SIAのジョン・ノイファーCEOは「半導体製造の需要は、現在および将来の重要な技術にさらに深く組み込まれるようになるに従い、今後数年間で大幅に増加すると予測されています」と述べ、2022年には8.8%の成長が見込まれるとの見方を示しました。
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in Posted by log1p_kr
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