Twitchが性行為/ハードドラッグ関連単語をNGにして「不適切なユーザー名」の基準を厳格化
Amazon傘下のゲーム特化型配信プラットフォームのTwitchが新たにユーザー名に関するポリシーを厳格化すると発表しました。新たなポリシーでは、性行為関連の単語やハードドラッグの単語を含むユーザー名が処分対象となります。
Safety News Detail
https://safety.twitch.tv/s/safety-news/detail?language=en_US&post=Community-Safety-Update-New-Username-Policy
ユーザー名に関するポリシー
https://safety.twitch.tv/s/article/Usernames?language=ja
2022年2月11日、Twitchは「誰もが安心して時間を過ごせる場所にしたい」という目標を達成するため、ユーザー名ポリシーを厳格化すると発表しました。新たなポリシーでは、ユーザー名と表示名に含まれるNG表現に「娯楽用薬物・ハードドラッグ・薬物乱用に言及するもの (アルコール・タバコ・大麻を除く)」「性行為・性器・性液に言及するもの」の2種が追加されます。
具体的には以下で、ハードドラッグ関連は「娯楽用薬物または向精神薬 (ペヨーテなど) を明白に言及するもの」「ハードドラッグ (コカイン・ヘロイン・覚醒剤など) を明白に言及するもの」「処方薬や人体に有害な影響を与える薬物 (吸入剤の常用を含む) を公然と美化するもの」、性行為関連は「明示的・暗示的に関わらず性行為に言及するユーザー名」「露骨な性的興奮を示唆するユーザー名」「性器や性液に言及するユーザー名」「性感染症やその他の性に関するトラウマに言及するもの」「異常性癖を露骨に言及するもの」が新たに禁じられます。
この2種を含む全禁止カテゴリのリストが以下。
ユーザー名変更の手間を鑑み、今回の厳格化が施行されるのは2022年3月1日とのこと。明確にポリシーに反するユーザー名は削除対象となりますが、新たに追加されたポリシー名に違反するもののコミュニティガイドラインには違反していない場合は、新たに提供される「ユーザー名変更ツール」を使ってユーザー名を改めるまで一時凍結となります。
また、ユーザーの新規作成においては、新ポリシーに違反するようなユーザー名は機械学習によって利用不可とされます。ただしTwitchは「機械学習は完全ではない」と述べて、新規作成時においてポリシー違反のユーザー名が用いられる可能性があることを認めており、そうしたユーザー名を発見した際には報告するようにユーザー側に促しています。
今回のユーザー名ポリシーの厳格化について、Twitchは「要するに、Twitchではユーザー名がとても重要だということです」と説明。「ユーザーネームは、チャットでのテキストアバターであり、クリエイターのチャンネルブランディングの重要な要素です。ユーザーネームは検索可能で、サイト全体に表示されます。Twitchチャンネル全体で使用されることを考えると、ユーザーネームは、チャットなどの人々が自己表現する他の場所よりも普遍的かつ高い基準に従わなければならないと考えています」と語りました。
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