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Microsoftのゲーム部門トップが「PlaystationでもCall of Dutyを出し続ける」と発言、Xbox独占疑惑を否定


2022年1月19日、Microsoftが「ウォークラフト」「ディアブロ」「オーバーウォッチ」などで知られる大手ゲームメーカーのActivision Blizzardを約8兆円で買収しました。この一件から生じた「MicrosoftはこれまでPlaystationで出し続けてきたActivision Blizzardの看板タイトル『Call of Duty』をXbox独占にするつもりなのでは?」という疑惑について、ゲーム部門のトップであるフィル・スペンサー氏が「今後もPlaystationでCall of Dutyを出し続ける」という意向を示しました。

Microsoft Gaming CEO Phil Spencer wants to ‘keep Call of Duty on PlayStation’ - The Verge
https://www.theverge.com/2022/1/20/22893830/microsoft-gaming-ceo-xbox-phil-spencer-keep-call-of-duty-playstation

スペンサー氏の発言は以下の通りで、「今週はソニーの首脳陣と良い話ができました。私はActivision Blizzardの買収に際し、我々の内側に存在する既存の契約を全て尊重したいという意思と、そしてCall of DutyをPlaystationで発売し続けたいという願望を確認しました。ソニーは我々の業界にとって重要な存在であり、この関係を大切にしたいと考えています」という内容です。


スペンサー氏は「Skyrim」「Fallout」で知られるベセスダ・ソフトワークス買収に際しては「Xbox Game Pass独占タイトルになる」と明言しており、買収したスタジオのタイトルをXbox独占にするという意向を示してきました。

Xbox公式がベセスダのタイトルは将来的に「Xbox Game Pass独占タイトルになる」と言及 - GIGAZINE


実際にベセスダ・ソフトワークスは2022年11月リリース予定の「Starfield」をWindowsおよびXbox Series X/S向けに発売するとしており、Microsoftによる買収の影響が明らかと言われています。

その一方で、「マインクラフトダンジョンズ」がPlaystationやXbox、Nintendo Switch、Windows向けに発売されたように、シリーズ作品については「前作と同じハードで出し続ける」という主義があるとみられています。

今回の一件について、ソニーの広報担当者も「Microsoftが契約上の合意を守り、Activision Blizzardのゲームのマルチプラットフォーム化を継続することを期待している」と1月20日に発言しており、スペンサー氏と一致する見解を示しています。また、Activision Blizzardの社員向けに通達された書類には、「Microsoftによるマインクラフトの買収と同様、現在存在するプラットフォームからコンテンツを削除する意向はありません」と記されているため、少なくともCall of Dutyシリーズに関しては今後もPlaystationで発売されるだろうという見通しです。

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in ゲーム, Posted by darkhorse_log

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