北朝鮮が「ブリトーを発明したのは金正日」と主張


北朝鮮国内において、第2代最高指導者であった金正日がメキシコ・アメリカ料理の「ブリトー」を考案した人物であると主張されていることが明らかになりました。

North Korean mouthpiece claims Kim Jong Il 'invented BURRITOS in 2011' and sales are now booming | Daily Mail Online
https://www.dailymail.co.uk/news/article-10367237/North-Korean-mouthpiece-claims-Kim-Jong-Il-invented-BURRITOS-2011-sales-booming.html

ブリトーは小麦粉で作られた生地で具材を巻いた料理であり、主にメキシコやアメリカで食べられています。


しかし、北朝鮮の報道機関である労働新聞は、ブリトーを「小麦巻き」と表現した上で、ブリトーは金正日が2011年に考案したものであると報じています。また北朝鮮では食糧不足が続いていますが、労働新聞は平壌で国民がブリトーを食している映像を流し、ブリトーの売上げが国内で急増していると伝えました。


映像の中では金正日がブリトーの作成現場で笑顔を見せる壁画も映され、労働新聞は「金正日は生前『小麦巻きは、夏にはミネラルウォーター、冬には熱いお茶を添えるのが最適だ』とアドバイスした」と付け加えたとのこと。


しかし、2014年に北朝鮮からの亡命を果たしたイ・ヒョンスン氏は「国内でブリトーを食べることは難しい」と話しています。北朝鮮のエリート層の間に生まれたというヒョンスン氏ですが、「市民の大多数は外国の食べ物を買うお金を持っておらず、お金があっても食べるところはありません」「北朝鮮で流通する食材は種類が少なく、それ故に西洋料理の普及率も非常に低いです」と述べ、国内で飢餓や貧困がはびこっていると主張しました。

外国人向けの北朝鮮旅行を企画するローワン・ビアード氏は、「平壌でこの種の料理を見たことがありません」「これまでブリトーや小麦巻きは食べたことがありません。なかなか良さそう!」と感想を述べました。ビアード氏は「スパゲッティ、フライドポテト、ハンバーガーなどのメニューは、平壌内の特定のレストランで提供されています」と述べるも、平壌市外で西洋料理が普及していない点には同意しました。

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in , Posted by log1p_kr

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