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格ゲー大会で71歳と62歳の老夫婦が大活躍し会場を盛大に沸かす

by Alex Jebailey

2021年12月3日から5日にかけて、フロリダ州オーランドで開催されたアメリカ最大級の格闘ゲーム大会「CEO Fighting Game Championships 2021(CEO2021)」に、高齢の格闘ゲームプレイヤーが夫婦で出場しました。2人は優勝を逃したものの出場者や参加者の心をがっちりとつかみ、プロの格闘ゲームプレイヤー相手に健闘したと伝えられています。

Senior Couple Steal Hearts At Marvel Vs. Capcom 3 Tournament
https://kotaku.com/this-senior-couple-were-the-mvps-of-a-marvel-vs-capcom-1848187184

「Tinker」と「Arachius」の名前でCEO2021に出場した本名キム・カチン氏(中央)とクレイグ・カチン氏(右)は、記事作成時点で62歳と71歳の格闘ゲーマーです。大会を主催したAlex Jebailey氏(左)はTwitterで、「TinkerとArachiusこそ今年のCEOの真のMVPです」と紹介しました。


キムさんはゲーム系ニュースブログのKotakuに対し、「私たちの子どもはゲームボーイ・PlayStation・Xboxで育ち、私たちもまた親として彼らと遊びました。私たち家族は夕食後に1時間ほど『大乱闘スマッシュブラザーズ』をプレイするのが日課ですが、最近では『MARVEL VS. CAPCOM』でも対戦しています」と話しました。家族とゲームをすることは、キムさんにとっては頭脳と反射神経を養い、家族をひとつにしてくれる素晴らしい活動とのこと。


そんなキムさんは、今回のCEO2021で開催された「ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3」のトーナメントにエントリーし、プロのプレイヤーであるRamBam氏と対戦しました。

以下のムービーを見ると、キムさんとRamBam氏の対戦の模様を見ることができます。


手前のプレーヤーがRamBam氏で、奥がキムさん。キムさんの隣にある巨大モニターに映った2人の対戦を、観客らが見守ります。


RamBam氏優勢と見るや、観客席からはキムさんへの声援やRamBam氏へのブーイングが巻き起こり、会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれました。


さすがにプロには歯が立ちませんでしたが、対戦を終えたキムさんは「最初のラウンドで明らかに負けたと思いましたが、スタッフやボランティア、参加者みんなが親切に歓迎してくれたので、とても楽しむことができました」とコメント。夫のクレイグさんは「RamBam氏はとても礼儀正しくて、キムを敗者復活戦送りにしてしまったことについて謝ってくれたほどです」と話しました。

キムさんの今大会での戦績は1勝2敗で、全161人中97位。また、クレイグさんも大会に参加し、ある試合では負けたものの3対2の接戦に持ち込んだとのこと。クレイグさんも、自分を負かせた対戦相手と家族や地元、好きな食べ物のことなどを話し合い、格闘ゲーマー同士の親睦を深めたそうです。


2人は目下、2022年2月にジョージア州で開催されるEスポーツイベント「Southeast Mayhem」に向けて、息子のザッカリーさんやその友だちと格闘ゲームの腕を磨いています。

クレイグさんは、「私たち2人はまだ、各キャラクターの強みやパフォーマンスを最大限にするチームの組み方を勉強しているところです。もっと練習して、経験を積んで、運を味方につけて、レッドブルを飲めば次の大会はどうなるか分かりませんよ」と、次の大会への意気込みを話しました。

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in 動画,   ゲーム, Posted by log1l_ks

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