「あくび」が脳に驚くべき影響を与えることがMRIスキャンで明らかに

あくびは大きく口を開けて深く息を吸う動作で、眠気や退屈、疲労などを感じた時に反射的に生じます。そんなあくびが脳に驚くべき影響を与えているとの研究結果が、プレプリントリポジトリのbioRxivに掲載された論文で報告されました。
Biomechanics of yawning: insights into cranio-cervical fluid dynamics and kinematic consistency | bioRxiv
https://www.biorxiv.org/content/10.64898/2025.12.17.695005v1

Yawning has an unexpected influence on the fluid inside your brain | New Scientist
https://www.newscientist.com/article/2513692-yawning-has-an-unexpected-influence-on-the-fluid-inside-your-brain/
Yawning Does Something Surprising in Your Brain, MRI Scans Reveal : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/yawning-does-something-surprising-in-your-brain-mri-scans-reveal
人間だけでなくほとんどの脊椎動物があくびをしますが、動物があくびをする理由については謎に包まれています。提唱されている説としては「肺への酸素供給量の増加」「体温の調節」「脳周辺の体液循環の改善」「ホルモン濃度の管理」などがありますが、決定的な答えは出ていません。
オーストラリアの非営利医療機関・Neuroscience Research Australiaの研究者であるアダム・マルティナック氏は、「ワニも恐竜もあくびをしていたでしょう。これは進化の過程で驚くほど保存された行動ですが、なぜ人間にも残っているのでしょうか?」と述べています。
そこで、マルティナック氏らの研究チームはあくびが身体に与える影響について調べるため、健康な成人男女22人を対象に実験を行いました。実験では被験者に「通常の呼吸」「あくび」「あくびの我慢」「意図的な深呼吸」という4つの異なる呼吸パターンをしてもらい、その間に頭や首のMRIスキャンを行いました。

あくびと深呼吸は似たようなメカニズムを持っているため、研究チームは両者のMRIスキャンは似たような結果になるだろうと予想していました。ところが驚くべきことに、MRIスキャンではあくびと深呼吸で脳に及ぼす影響が異なることが示されました。
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