レビュー

最大4K・120fpsのムービーを撮影できるアクションカメラ「DJI Action 2」の撮影性能を確かめてみた


指でつまめる極小サイズのボディに最大4K・120fpsでのムービー撮影が可能なカメラを詰め込んだアクションカメラ「DJI Action 2」が2021年10月27日にDJIから登場しました。実際にDJI Action 2に触る機会を得られたので外観や初期設定の確認に続いて、性能を確かめるべくムービーを撮影しまくってみました。

DJI Action 2 - 撮る、遊ぶ、もっと自在に - DJI
https://www.dji.com/jp/dji-action-2

DJI Action 2の外観・初期設定の手順・各種アクセサリーの使い方は、以下のレビュー記事で確認できます。今回は、実際にDJI Action 2を外に持ち出してムービー撮影性能を確かめてみます。

指でつまめる極小ボディを「磁石でくっつくモジュール」で強化可能なアクションカメラ「DJI Action 2」の外観&初期設定レビュー - GIGAZINE


・目次
◆1:1080p・60fpsのムービーを撮影してみた
◆2:4K・120fpsのムービーを撮影してみた
◆3:夜間に1080p・60fpsのムービーを撮影してみた
◆4:デジタルズーム性能はこんな感じ

◆1:1080p・60fpsのムービーを撮影してみた
上記のレビュー記事でも紹介したように、DJI Action 2は多様な方法で固定することでできますが、今回は「DJI Action 2 Dual-Screenコンボ」に付属する磁気ストラップを使ってDJI Action 2を胸の位置に固定し、ムービーを撮影します。


DJI Action 2は最大4K・120fpsでのムービー撮影に対応しています。まずは、「自転車に乗る」「徒歩」「ジョギング」という3種類の動作を行って1080p・60fpsの設定でムービーを撮影してみました。以下のムービーを再生すると、ジョギングのような揺れの激しい動作も揺れを抑制しながら記録できていることが分かります。

小型アクションカメラ「DJI Action 2」で1080pムービーを撮影してみた - YouTube


しかし、上述の固定方法でDJI Action 2を服に固定してジョギングをしていたところ、DJI Action 2が落下して傷が付いてしまいました。徒歩や自転車などの揺れが少なめの動作を行う際はDJI Action 2の磁力による固定だけで十分ですが、ジョギングやスノーボードなどの揺れの激しいアクティビティに使う場合は別の固定方法を用いる必要がありそうです。


◆2:4K・120fpsのムービーを撮影してみた
次に4K・120fpsの設定で「自転車に乗る」「徒歩」「ジョギング」の3種類の動作を記録したところ、1080p・60fpsで記録したムービーと比べて揺れが強めに記録されました。特に、以下のムービーの1分7秒ほどから始まるランニングのムービーではデジタル補正によって違和感のある揺れ発生してしまっています。なお、以下のムービーはYouTubeの仕様によって4K・60fpsとなっています。

4Kムービーを小型アクションカメラ「DJI Action 2」で撮影してみた - YouTube


ただ、徒歩のような揺れの少ない動作では木の葉1枚1枚まで細かく描写することができており、4Kの威力が存分に発揮されています。


しかし、4K・120fpsでムービーを撮影するとDJI Action 2が発熱してしまい、自動的に録画が停止されてしまいました。今回は気温13度の屋外で使っていたのですが、連続録画は約4分まで可能で、それ以降は本体の温度が下がるまで撮影が不可能になりました。


録画停止した際の温度をサーモカメラ「FLIR ONE Pro」で測定したところ、最も高温な場所が52.8度となっていました。


上記の結果から、4K・120fpsムービーを撮影するのは「揺れが少ない動作を短時間記録したい時」に限られそうです。

◆3:夜間に1080p・60fpsのムービーを撮影してみた
今度は、夜間に「明かりで照らされた街並み」「街灯で照らされた道路」「街灯のない道路」でムービーを撮影して、暗所での撮影性能を確かめてみました。

アクションカメラ「DJI Action 2」の夜間撮影性能はこんな感じ - YouTube


お店の明かりや街灯に照らされた街並みを歩く場合は、以下のように明るいムービーを記録できましたが……


肉眼で道が見える程度の暗さの「街灯で照らされた道路」では、自転車のライトに照らされた部分や街灯の周囲しか判別できません。


また、「街灯のない道路」では肉眼では道路が視認できたものの、DJI Action 2では自転車のライトに照らされた部分や遠くの明るい橋やビルしか記録できませんでした。DJI Action 2を暗い場所で使うのは避けた方がよさそうです。


◆4:デジタルズーム性能はこんな感じ
DJI Action 2には最大4倍のデジタルズーム機能が搭載されています。以下のムービーでは実際に等倍と4倍デジタルズームで記録したムービーを確認できます。

「DJI Action 2」のデジタルズームを試す - YouTube


4倍デジタルズームではボケボケのムービーが記録されてしまいました。DJI Action 2では基本的に等倍で撮影するのがオススメです。


・つづき
DJI Action 2に別売りアクセサリーを取り付けまくるレビュー記事を、以下のリンクから確認できます。

超小型アクションカメラ「DJI Action 2」の機能を拡張するアクセサリーたちを使いまくってみた - GIGAZINE


なお、DJI Action 2は公式ストアページやAmazon.co.jpなどで入手可能。記事作成時点では、Amazon.co.jpで今回使った「DJI Action 2 Dual-Screenコンボ」が税込6万3800円、電源モジュールが付属した「DJI Action 2 Powerコンボ」が税込4万9500円で入手できます。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by log1o_hf

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