スティーブ・ジョブズ氏の死去から10年を迎えAppleが追悼動画を公開
2021年10月5日、2011年10月5日に56歳で没したApple創業者のスティーブ・ジョブズ氏をしのび、その業績をたたえる動画をAppleが公開しました。
Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/
動画はAppleの公式ページにアクセスし、「ビデオを見る」をクリックすることで視聴可能。日本語字幕も付けられています。
動画は「大人になるとこんなことを言われる『世界とはこういうもの』『その中で生きるのが君の人生だ』『壁を打ち破ろうとするな』」というジョブズ氏の言葉で始まります。
ジョブズ氏は「でも、一つのシンプルな事実に気づけば、人生はもっと大きく広がる。つまり、あなたを大きく取り巻く『人生』は、あまり賢くない人たちが作り上げたということ。だから、自分で変えられるし、影響を与えられる。自分のものを自分で作り、みんなに使ってもらうこともできる」と続けます。
場面は変わり、ジョブズ氏が初めてMacintoshを発表したときの様子が映し出されます。「Appleのコンピューターを買う人たちは少し変わっていると思う。みんなと違う考え方をする人たちだ。そんな人たちがやりたいのは、作業をこなすだけでなく、世界を変えることなんだ」と述べるジョブズ氏。
「私が考えるコンピューターとは、人類が生み出した最も画期的なツールだ。知性を自由にする自転車のようなもの。目指しているのは、テクノロジーと人間らしさの交差点に立ち、人々が毎日の生活に取り入れて使いたくなるものを作ることだ。一段とクリエイティブになれるものを。生産性を高めるだけじゃなくてね」
動画には、「iPod」の発表会や……
「ビジネス史上最高のプレゼンテーション」とも称される初代iPhone発表時の様子も登場。
「常に集中し、賢い選択をすれば、小さなことでも、みんなの毎日をより良い方向に変え続けることができる」
「みなさん、本当にありがとう。一緒に歩んでくれて」というジョブズ氏の言葉を最後に、「Steveを称(たた)えて」と表示されて動画は締めくくられます。
公式サイトには、ジョブズ氏の家族からのメッセージも記載されています。
また、Appleの現CEOであるティム・クック氏は、「10年がたったなんて信じられない」という言葉と共に、同じ動画をTwitterに投稿しました。
“People with passion can change the world for the better.”— SJ. Hard to believe it’s been 10 years. Celebrating you today and always. pic.twitter.com/x2IUnlO7ta
— Tim Cook (@tim_cook) October 5, 2021
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