Amazonが「住所を知らない相手にメールアドレスか電話番号だけでギフトを贈れる機能」を追加
Amazonには「ほしい物リスト」が存在しており、友人のほしい物リストに登録されているものを贈り物としてプレゼントすることができます。これをさらに発展させる形で、Amazonはメールアドレスあるいは電話番号さえ知っていれば、住所を知らない相手にもギフトを贈ることができる機能を発表しました。
Amazon’s new mobile shopping feature makes gifting convenient
https://www.aboutamazon.com/news/retail/amazons-new-mobile-shopping-feature-makes-gifting-convenient
Amazon introduces new way to send gifts - YouTube
Amazonの新しいギフト機能は、プライム会員向けにモバイルアプリ上で提供されます。使い方は簡単で、ギフトとして贈りたい商品を通常通りカートに追加。
すると、「Add a gift receipt for easy returns(ギフトレシートを追加して、簡単にお返し)」というオプションが選択可能となっています。これにチェックを入れて、「Proceed to checkout(レジに進む)」をクリック。
配送先を選択する画面に、「Let the recipient provide their address(受取人に住所を指定させる)」という新しいオプションが表示されるので、これを選択。
あとは受取人のメールアドレスあるいは電話番号を入力すればOK。なお、ここでギフトを贈る相手にメッセージを添えることも可能。
ここまで設定したら、最後に支払いを済ませる形となります。相手のメールアドレスあるいは電話番号を入力するだけでOKで、住所を知らなくてもギフトを贈ることが可能です。
ギフトの受取人は、Amazonから以下のような通知を受け取ります。
ここからギフトの受取あるいは受取拒否が可能。ギフトを受け取る側は、ここからギフトの配送先を指定することができます。
また、受取人はギフトをAmazonギフト券と交換することも可能。なお、ギフトをAmazonギフト券と交換したことはギフトを贈った側に通知されることはないので、心配ありません。
この新機能は2021年10月4日からアメリカのすべてのプライム会員向けに提供されますが、ギフトを贈る側がプライム会員であればOK。受取側はプライム会員でなくても問題なくギフトを受取ることが可能です。なお、受取側がギフトの通知を無視した場合、数日以内にギフトが期限切れとなり、ギフトを贈った側に返金が行われます。
新しいギフト機能について、海外メディアのThe Vergeは「詐欺師やストーカー、その他のオンライン上での嫌がらせ行為を嬉々として行う人々にとって悪い考えのように思えます」と指摘しています。
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