「うるう秒」は2026年12月末も挿入されず、最後の「うるう秒」から10年

世界時の決定などに関わる国際機関の国際地球回転・基準系事業(IERS)が、天文時間と原子時間のずれ修正を目的として例年6月末と12月末に行うかどうかが検討される「うるう秒」の挿入を、2026年12月末も行わないことを決定しました。
datacenter.iers.org/data/latestVersion/bulletinC.txt
https://datacenter.iers.org/data/latestVersion/bulletinC.txt
地球の自転をもとにした天文時間と、原子時計をもとにした原子時間にはごくわずかなズレが存在し、特定の1日だけ1秒加えてズレを修正する「うるう秒」の挿入が行われます。「うるう秒」は挿入する場合は協定世界時の6月末か12月末と決められていて、日本時間だと翌日の8時59分60秒がうるう秒にあたります。2015年6月末(日本時間7月1日8時59分60秒)に明石市立天文科学館で行われたイベントの様子は以下の記事を参照してください。
うるう秒「8時59分60秒」を挿入するまさにその瞬間を明石市立天文科学館で目撃した現地レポート - GIGAZINE

しかし、不規則に1秒追加されることで時間に不連続性が生じていることや、正確な時刻が必要とされるシステムで問題を引き起こす恐れがあることなどから、廃止を提唱する声があり、2022年に行われた国際度量衡総会で「2035年までにうるう秒を廃止する」ことが決定しています。
「うるう秒」の廃止が決定、2035年までにうるう秒の挿入は停止されることに - GIGAZINE

最後に「うるう秒」が挿入されたのは2016年12月末(日本時間で2017年1月1日8時59分60秒のもの)なので、今回の決定により、まる10年間「うるう秒」なしが確定したことになります。
ちなみに、地球の自転速度は変化していて、近年はむしろ加速傾向がみられ、2029年までに「負のうるう秒」が必要となる可能性が大きいという計算結果が報告されています。
地球の自転が速くなっているため2029年までに「負のうるう秒」が必要になる可能性大、ネットやITサービスが大混乱になる危険性も - GIGAZINE

・関連記事
Excelが「1900年はうるう年」として誤って扱う理由とは? - GIGAZINE
なぜうるう日は12月ではなく2月に来るのか? - GIGAZINE
地球の自転速度が速くなって7月9日・7月22日・8月5日は1日が短くなる、ほんの少しだけ - GIGAZINE
PCやスマホの日付や時間を正しく保つ「NTP」の正確性はどのように保証されているのか? - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in メモ, Posted by logc_nt
You can read the machine translated English article No leap seconds will be inserted at the ….




