メモ

ついにヨーロッパでは風力と太陽光による電力供給量が化石燃料の火力発電を上回る


風力と太陽光がEUに供給した電力が化石燃料を上回ったと、ロンドンに拠点を置くシンクタンク・Emberの分析でわかりました。

European Electricity Review 2026 | Ember
https://ember-energy.org/latest-insights/european-electricity-review-2026/

In Europe, Wind and Solar Overtake Fossil Fuels - Yale E360
https://e360.yale.edu/digest/europe-wind-solar-fossil-fuels

Emberの分析によると、2025年におけるEU全体の電力供給のうち、29%は化石燃料で賄われたのに対し、風力発電と太陽光発電で賄われた分は30%だったとのこと。水力発電で賄われた分を含めると、2025年には再生可能エネルギーがEU全体の電力供給のほぼ半分を占めることになります。


ハンガリー、キプロス、ギリシャ、スペイン、オランダでは太陽光発電だけで電力の20%以上を供給していたとのこと。


分析によれば、太陽光発電はEU加盟国すべてで増加している一方、石炭火力発電は概ね後退しており、ヨーロッパ19カ国では石炭火力発電は電力の5%未満にとどまっているそうです。2025年にはアイルランドとフィンランドが国内の石炭火力発電所をすべて閉鎖するため、さらに石炭火力発電からの供給率は下がることになります。

一方で、温暖化による干ばつが原因で水力発電の電力供給量は減少しており、それを補うように天然ガスによる火力発電が増加したとのこと。


Emberのアナリストであるベアトリス・ペトロヴィッチ氏は「EUの次の優先課題は、高価な輸入天然ガスへの依存を大幅に削減することです。ガスへの依存はEUをエネルギー問題に対して脆弱(ぜいじゃく)にするだけでなく、電力の価格上昇の要因にもなっています」とコメントしています。

EUの一部地域では、電力需要が高く太陽光発電の出力が鈍化する夕方の早い時間帯は、あらかじめ蓄電していたバッテリーを使って電力を供給するケースも増えているとのこと。ペトロヴィッチ氏は「この傾向が加速すれば、夕方時間帯のガス需要が下がり、電力の価格が安定する可能性があります」と述べました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Tesla「Powerwall」で動いているGIGAZINE社内データセンターのサーバー群は2025年にどれぐらい節約できたのか? - GIGAZINE

250MWhの超巨大「砂電池」の建設がスタート、砂を加熱して蓄熱することで化石燃料の排出量を60%削減 - GIGAZINE

世界最大の「砂電池」がフィンランドで稼働開始 - GIGAZINE

中国の太陽光・風力発電施設の巨大さがわかる写真いろいろ - GIGAZINE

再生可能エネルギーを二酸化炭素で貯蔵する巨大な「CO2バッテリー」が世界各地に作られる予定 - GIGAZINE

in メモ, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article Wind and solar power finally exceeds fos….