14世紀に行われた最後の合法的な決闘を描くリドリー・スコット最新作「最後の決闘裁判」予告編

14世紀以前に正式な裁判手続きのひとつとして採用されていた決闘裁判のうち、1385年にフランスで行われた「合法的な手続きに基づく最後の決闘」を描いた映画「最後の決闘裁判」の予告編が公開されました。監督は「エイリアン」「ブレードランナー」「グラディエーター」などで知られるリドリー・スコットです。
The Last Duel | Official Trailer | 20th Century Studios - YouTube

「大切なのことはただひとつ、あなたは自身の発言が真実であると命にかけて誓いますか?」という男性からの問いかけに対して……

「父は私の人生は幸運に恵まれるだろうと言いました」という女性の返答。

決闘を一目見ようと群がる人々。

「私は結婚しています。私は良い妻でした」と語るのは、ジョディ・カマー演じるマルグリット・ド・カルージュ。

そのマルグリットの夫であるジャン・ド・カルージュを演じるのが、マット・デイモン。

そしてジャンの従騎士であるジャック・ル・グリを演じるのがアダム・ドライバー。

がっしりと手を結ぶジャンとル・グリ。

ル・グリの目線の先には……

視線を逸らすマルグリット。そして、「私は国民の前で裁かれ、恥をかかされることとなりました」というセリフが流れます。

甲冑を着用し……

兜を着け……


決闘の地へと赴くジャン。この決闘は、ル・グリがマルグリットを強姦したという疑いから、ジャンが時の国王シャルル6世に対して決闘での決着を直訴したことから行われることとなったもの。

妻を強姦されたということで、ル・グリに対して激しい怒りをぶつけようとするジャン。


「私はここに集まってすべての人に向けて言います」

「私は真実を話しました」というのはマルグリットの言葉。

そしてついに始まる決闘。

「実話に基づく物語」

シャルル6世を演じるのはベン・アフレック。

「ル・グリが私の家にやってきて私を襲いました」


「それは間違いだ」


「私は真実を語っています」と言うマルグリットに対して、「真実か否かは問題ではない」「男性には力があります」と諭すように語る、魔女のような女性。

シャルル6世から杖のようなものを賜るル・グリ。



「この問題を静かに無実として解決する必要がある」と、ル・グリに対して語りかける謎の人物。

ジャンはシャルル6世に対し、「どちらかの死をもって決着とする決闘をお願いします」と直訴しますが、「もしもあなたが負ければ奥方は悲惨な結果に苦しむこととなる」と返されます。

「我々の中のだれかひとりが嘘をついている」


「あなたは私を信じていない」と言うマルグリットに対して、「俺は君のために自身の命を危険にさらしている」と返すジャン。

物語の舞台は百年戦争のあった14世紀。

ジャンが百年戦争の戦場へ駆り出されていた時、一体マルグリットの身に何が起こったのか。


「ひとりの女性が」



「国に反逆し」




「そして歴史を作る」


「THE LAST DUEL」

「最後の決闘裁判」は日本でも2021年10月15日に公開される予定です。

なお、「最後の決闘裁判」の原作となったのは、エリック・ジェイガーによる「決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル」です。
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