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Googleがスマホのカメラで撮影した「肌の色」を改善する仕組みを新たに発表


Googleがオンラインイベント「Google I/O 2021」の中で、カメラ技術の進化について発表しました。新たに開発中のGoogleのカメラ・画像製品のアルゴリズムは、肌の色が濃い人々をより美しく撮影できるよう進化しているとのことです。


New Google Camera Algorithms Target Improving Representation | Digital Trends
https://www.digitaltrends.com/mobile/google-photography-engineering-improvements-represent-bipoc-subjects/

GoogleはGoogle I / O 2021の中で「スマートフォンの写真を全ての人のためのものにし、より正確かつインクルーシブなカメラを構築すること」を宣言しました。Googleは新しいイニシアチブを立ち上げてアルゴリズムを改善しており、以下のムービーからその内容を見ることができます。

(1) Building a More Equitable Camera | Google - YouTube


「カメラで撮影されたものは客観的」と思われがちですが、実際には、カメラが作られる過程でさまざまな人の意志や決定がツールのあり方に反映されていきました。


そしてこの決定の中に、有色人種の意志はほとんど含まれていません。


そう語るのはGoogleのプロダクト・マーケティング・マネージャーであるFlorian Koenigsberger氏。


フォトグラファーのDeun Ivory氏は「『黒人は見られるに値しない』という考え方がまだ存在します」と語っています。


このため、Googleは「Googleの全てのカメラや画像プロダクトが肌の色が濃い人々を始めとする有色人種にとっても最善の結果を示すこと」を目標にプロジェクトを進めたとのこと。これまでに何千枚もの写真を撮影してきた専門家と協力し……


データセットを多様化。このデータセットをもとに、アルゴリズムをトレーニングしました。


そして自動ホワイトバランス調整と自動露出調整のアルゴリズムの正確性を改善。


多くの人々からのフィードバックを受けて、より正確かつ美しく人々を表現できるよう調整されていきました。


左がオリジナルのカメラで、右が新しいカメラで撮影された写真。左は光を受けている部分の肌色が白くなっていますが、右は白ではなくややオレンジ色に寄っています。これは従来のカメラが「明るい肌色がいい」という考えに基づいて構築されていたのを、変更したため。


これまで、有色人種の人々は写真を撮影する時に工夫をこらす必要がありました。Googleの試みは「写真を撮る人が自分の見え方を工夫する」必要がないように、「ツールの動作自体を変える」というアプローチだと説明されています。


上記の技術は、今後発表される予定のPixelスマートフォンに反映されるほか、ツール構築の中で学習した内容はAndroidのパートナーやエコシステム全体で共有される予定とのことです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by logq_fa

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