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Macがクラッシュした時だけ聞ける歴代「死亡SE」まとめ


Windows XPの起動音のように、OSの起動時・シャットダウン時に鳴るSEは「懐かしい」という感情を呼び起こすものです。Apple製PCであるMacintoshには、こうした起動時・シャットダウン時のSEに加えて、クラッシュした際のみに聞くことができる「死亡時専用SE」が存在します。

Mac Chimes of Death – 512 Pixels
https://512pixels.net/2021/04/mac-chimes-of-death/

◆Macintosh IIシリーズ
Macintosh初の完全32ビット&カラー表示を実現したMacintosh IIシリーズは、初代であるMacintosh IIと後継機であるMacintosh IIcxMacintosh IIfxでそれぞれ死亡音に差があります。以下がそれぞれの死亡音。IIcxでは出だしに鍵盤を殴ったような音が一瞬入るのが特徴的で、IIfxは全体的に音が間延びしています。

Macintosh II

Macintosh IIcx

Macintosh IIfx


◆Macintosh LC
「ピザボックス」と呼ばれた薄型の特徴的な機体を持つMacintosh LCは「LC(ローコストカラー)」という略称を持つ、当時のカラー対応Macintoshの中で最も廉価かつコンパクトな機種でした。そんなLCは、「ピンポンパンポーン」という出だしの後になんとも不思議な音色が続くSEをしています。

Macintosh LC


◆Macintosh Quadra AV
モトローラの68000系CPUの中でも最上位機種として位置づけられたMacintosh Quadraの死亡音はLCと共通でした。しかし、Quadraシリーズの中でもビデオの入出力、電気通信、音声認識、拡張オーディオなどのオーディオビジュアル(AV)機能を備えたQuadra AVは、これまでのMacintoshとは全く異なる死亡音で、電子音らしさのない着信音のようなSEをしています。

Macintosh Quadra AV


◆Power Macintosh 6100・7100&Performa 6100
Power Macintosh第1世代である6100・7100や、そのローエンド機であるPower Macintosh 6100などの1990年代前半に発売されたMacintoshは、自動車事故そのものな死亡音を共通して搭載していました。

Power Macintosh 6100・7100&Performa 6100


◆その他のPerformas
Power Macintoshのローエンド機として位置づけられたPerformaシリーズは、ゲームによくある「呪いをかけられたときのSE」のような死亡音。Performasシリーズはインターネットの普及黎明期にPC初心者やホームユース向けの機体として販売されたため、多くのユーザーにとって「初Macintosh」となった機体でもあります。

その他のPerformas


◆第2世代Power Macintosh
Power Macintoshシリーズの中でも、7500や8500、9500などの第2世代は、PCIスロットを搭載していた点が特徴だったことから「PCI PowerMac」とも呼ばれます。そんなPCI PowerMacは、ガラスが割れたような死亡音を有していました。

第2世代Power Macintosh


1998年に発売されたiMac以降のApple製PCには、死亡音が搭載されていません。しかし、死亡音はなるべく聞きたくないものなので、「死亡音を復活させて欲しい」という強い要望はあまり聞こえてこないようです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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