コカ・コーラが紙ボトルの使用を開始すると発表
2021年2月11日、コカ・コーラが一部地域で紙製のボトルの使用を試験的に開始すると発表しました。このボトルは本体外側が紙、内側とふたがプラスチックでできており、100%リサイクル可能だとのこと。コカ・コーラはこのボトルを、植物ベースの飲料「AdeZ」の容器として2021年夏から市場に投入する予定としています。
Coca-Cola to Trial Paper Bottle Prototype in Hungary - News & Articles
https://www.coca-colacompany.com/news/coca-cola-to-trial-paper-bottle-prototype-in-hungary
Coca-Cola testing its first paper bottle prototype | CTV News
https://www.ctvnews.ca/climate-and-environment/coca-cola-testing-its-first-paper-bottle-prototype-1.5307677
この紙ボトルはデンマークの企業「Paboco」が開発し、2021年夏からハンガリーのオンラインマーケットで販売が開始されます。今回のプロジェクトで作成された紙ボトルは液体が漏れず、空気を密閉する設計になっているとのこと。液体と接する本体内側とふたはプラスッチックでできていますが、コカ・コーラはこれらのプラスチックはヨーロッパのほとんどの地域でリサイクルできると主張しています。
コカ・コーラは2030年までに販売した全ての缶・ビンを回収し、リサイクル可能なパッケージに置き換えることを目標にしています。コカ・コーラのパッケージイノベーションマネージャーであるスティン・フランセン氏は「我々の目標は他の紙と同様にリサイクルできる紙ボトルを作成することで、この試作品はそれを実現する第一歩です」と語っています。
コカ・コーラは将来的に100%紙でできたボトルを開発予定だとしていますが、液体が浸透せず、炭酸飲料の圧力にも耐えられるボトルを開発するには十分な強度が必要です。コカ・コーラは「高い安全性と品質基準に準拠できるよう、あらゆる観点からボトルを調査し、解決策を見つける」と述べています。
コカ・コーラは、2019年に発表された「世界をプラスチックで汚染している企業ランキング」で世界1位とされています。
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in デザイン, Posted by log1p_kr
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