無料＆爆速で家賃相場や自宅の価値をAI査定できる「HowMa」を使ってみた、誰かに会う必要一切ナシ＆営業からの迷惑電話もナシ
アパートや賃貸住宅に住んでいる人の中には、「ひょっとしてこの部屋の家賃は高すぎるのでは？」と感じたことがある人も多いはず。しかし、「もっといい部屋に引っ越そうかな」「毎月家賃を払っても何も残らないから、いっそ分譲マンションを買ってしまおう」と思っても、家賃や住宅価格の相場が分からないと相場に見合わない高額物件を選んでしまうということがあり得ます。また、すでに家を持っている人の場合は不動産の専門家に相談すれば自宅の価値が分かりますが、古い物件だったり逆にローンが残っていたりすると「せっかく査定してもらっても大した額にならないと言われてしまいそう……」と尻込みしてしまうケースも。
無料でAIが不動産を査定するサイト「HowMa(ハウマ)」を使用すると、住所や間取り、築年数を入力するだけで即座に家賃や不動産価格の相場を知ることが可能で、登録するだけしてみて値動きを把握したり、ローン残額や諸経費を計算し5年後や10年後に売った場合に手元に残るお金をシミュレーションしたり、そのまま複数の不動産会社にオンラインでの一括査定を申し込んだりすることができます。
【HowMa ハウマ】AIが不動産を無料で即査定
https://www.how-ma.com/
・目次
◆1：自分が住んでいるアパートの家賃の適正額を確認してみた
◆2：住みたい場所の住所と希望の間取りから分譲マンションの相場を調べてみる
◆3：自宅の売却額を見積もったり、ローン残額から将来の手残り金額を計算したりすることも可能
◆4：HowMaに登録するとコンシェルジュとのチャットやオンラインでの売却申請ができる
◆5：まとめ
◆1：自分が住んでいるアパートの家賃の適正額を確認してみた
HowMaにアクセスすると以下のページが表示されるので、さっそく「自宅を査定する」をクリックします。
「マンション」をクリックします。
マンション名を入力してから郵便番号を入力すると……
町名までの住所が自動入力されるので、「町名以降の住所」「築年数」「部屋番号」「専有面積」「間取り」「部屋がある階数」「総階数」を入力し、「居住中」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。もし築年数などが分からなければ、入居時に作成した契約書を見ればすぐ分かります。
HowMaへの登録画面に移行しました。今回はソーシャルアカウントで登録してみるため、「Googleで登録する」をクリックします。
Googleアカウントのメールアドレスを入力して「次へ」をクリック。
パスワードを入力して「次へ」をクリックすれば登録は完了です。
登録が完了すると同時に、AIによる査定額が出ました。今回入力した部屋は、不動産としての価値は「1571万円」で想定賃料は「6万円」とのこと。なお、この物件の実際の家賃は共益費抜きでも7万9000円で、相場より約2万円も高いという結果になってしまいました。
住所と間取り、築年数といった基本的なデータしか入力していないので、この査定結果には「南向き」や「オートロック付き」などの細かい条件は反映されていません。しかし、HowMaのAIはインターネット上で公開されている情報や国土交通省が公示している鑑定記録など合計で約9400万件分ものデータで機械学習しているため、相場に関してはそれなりに正確なはず。
家賃を延々と払っても何も残らない賃貸暮らしを続けるくらいなら、いっそ分譲マンションを買うのもアリですが、相場が分かっていなければ結局高すぎる部屋を購入してしまうかも。HowMaでは実在の物件でなくてもAI査定でおおよその適正額や、その周辺にある物件の価格を見ることが可能なので、実際に将来住んでみたい部屋の条件を入力して相場観を養ってみることにしました。
◆2：住みたい場所の住所と希望の間取りから分譲マンションの相場を調べてみる
新しい物件を登録するため、マイページ左側の「物件の追加」をクリックします。
戸建てか集合住宅かを選択する画面になるので、「マンション」をクリックします。
なんとなく「東京都内のどこへでもすぐに行ける新宿区に住んでみたいな」と思っていたので、マンション名と新宿区の郵便番号を入力し、「東京都新宿区下落合」をクリック。
町名以下の番地を入れたら、「築年数は築10年くらいの部屋でいいかな」「専有面積は今より少し広めの30平方メートルくらいがベター」「間取りは寝室がリビングとは別になっている1LDKにしよう」とあれこれ考えつつ入力し「登録する」をクリックします。
すると、「3129万円」という査定結果が出ました。
1年ごとの査定額の変動履歴や将来の予想も見ることが可能。1年後の2022年2月には「3062万円」で……
2年後の2023年2月には「3000万円」と少しずつ価格が下がっているようです。
下にスクロールすると、周辺にある似た条件の物件を見ることが可能。試しに1つ選んでクリックしてみると、立地や間取りなどの条件がほとんど同じなのに2000万円台の物件もあることが分かりました。
その下には、この地域で売られている物件の専有面積と価格の関係を表した分布図が表示されました。
黄色の「販売物件」の点にマウスカーソルを重ねると専有面積と価格が表示されるので、「専有面積が1.5倍になると相場も1.5倍くらいになるな」と専有面積と価格の兼ね合いを把握したり……
赤色の「30日以内に販売された物件」を見て、「最近誰かが買った物件の中には、専有面積が大きいのに価格は相場より1000万円近く安い物件がある」と直近の売買の動向を知ったりすることができます。
分布図の縦軸と横軸は変更することができます。試しに、縦軸を販売価格にしたまま横軸を「築年数」にすると……
販売価格と築年数の関係を表した分布図が表示されました。その結果、横軸が左の方の新しい物件は2000万円台の物件から2億件近くの物件まであって価格にもばらつきがある一方で、築年数が35年を過ぎた物件は2000万～3000万円台でまとまっていることが分かりました。
次に横軸を「駅徒歩分」にして、駅まで歩いた場合の時間と価格の関係を見てみます。
すると、徒歩15分圏以内であれば駅からの距離は価格にそれほど影響しないことが分かりました。なお、横軸を15分より長くすることはできません。
今度は縦軸を販売価格から「平方メートル単価」に変更し……
横軸も「築年数」に変更してみます。
「平方メートル単価」と「築年数」の関係を見ると、横軸が左の方にある新しい物件ほど平方メートル単価が高い傾向があることや、築30年ごろを境に単価がほとんど下がらなくなることが分かりました。
一番下までスクロールすると、直近1年の間に売買された物件数の推移が分かるグラフが表示されました。東京都新宿区下落合で買われた家の数は、2020年2月の時点では80件を超えていますが、2021年1月は26件とほぼ3分の1になっており、この地域での家の売買は落ち着いてきていることがうかがえます。
◆3：自宅の売却額を見積もったり、ローン残額から将来の手残り金額を計算したりすることも可能
HowMaでは、賃貸マンションの家賃や分譲マンションの価格だけでなく、「戸建て住宅の売却額」や「ローン残高を加味した将来の手残り金額」を算定することも可能。というわけで、「家族が全員地元から離れて空き家になってしまった宇都宮市の実家」を手放す……という想定でこの家の価値を査定してみることにしました。
新しい物件を登録するため、マイページ左側の「物件の追加」をクリックします。
戸建てか集合住宅かを選択する画面になるので、「戸建て」をクリックします。
郵便番号を入力すると……
町名までの住所が自動入力されるので、それ以降の住所と「築年数」「延床面積」「土地面積」「建物階数」「建物構造」「間取り」を入力。空き家なので「空室」にチェックを入れて「登録する」をクリックします。
すると、売った場合の価格は「2455万円」で貸した場合の想定家賃は「13万円」という査定額が表示されました。また、その右には査定額の変動歴が表示されています。
専有面積と価格の関係を表した分布図や……
近隣における直近1年間の売買の動向を表したグラフはこんな感じ。
すぐに売却する場合だけでなく、査定額の予想とローン残高から「将来手放した場合に手元に残る金額」を計算することも可能。そのためにはまず、「売却時の手残り計算」をクリックします。
ローンの「返済開始年月」「総額」「返済期間」「金利」「返済方法」を入力して「計算する」をクリックします。
すると、AIの査定額からローンの残額や経費などを差し引いた結果が表示されました。
また、下にスクロールすると将来的な手残り金額の推移をシミュレーションしたグラフも見ることができます。
◆4：HowMaに登録するとコンシェルジュとのチャットやオンラインでの売却申請ができる
マイページでは、これまで入力した物件の査定額の合計額とその推移などが一元的に表示されています。AI査定の額は毎週更新されるため、当面は家を売るつもりがない場合でも、ひとまず登録だけしておけば相場とその値動きを把握することができます。
「オンライン売却」をクリックすると……
サイト上から物件の売却を申し込むことが可能
申し込みから売買成立までの枠組みはこんな感じ。以下の画像をクリックすると大きい画像が表示されます。HowMaはオンライン完結なので不動産業者と直接会う必要がなく、営業の電話がかかってくることもありません。
担当者に尋ねたいことがあれば、「まずは気軽にチャットで相談」をクリックすれば……
チャットで直接質問をすることが可能です。
HowMaコンシェルジュはAIではなく人間なのですぐに返事が返ってくるわけではありませんが、返事があればマイページに表示されます。
オンライン売却とは別に、「一括査定」から個別の物件を選択すると……
NTTデータスマートソーシングが手がける不動産情報サイト「HOME4U」に査定を申し込むことが可能です。
また、「物件の編集」から該当する物件をクリックすると……
「物件概要の編集」から間違えて入力した間取りなどの情報を修正したり、「この物件を削除」で試しに登録してみた物件を削除したりすることが可能です。
さらに、「詳細・補足情報の編集」からは……
駅からの距離や駐車場に関する情報を入力することが可能。ここに詳しい情報を盛り込んでおけば、実際に物件の売却交渉に入る時に便利です。
「物件写真の編集」からは……
リビングやキッチン、トイレやバルコニーなどの写真を追加できます。
マイページの「設定」をクリックすると……
HowMaへの登録情報の編集や退会処理が可能。また、「メール受信設定」からは……
AI査定額の更新や、相場情報に関するメールの受信を物件ごとに設定できます。
◆5：まとめ
家や土地を持っていない人が不動産の価格などの情報を得ようとすると、不動産仲介会社のサイトなどで個別の物件を見ていくしかないので、地域ごとの全体的な傾向や相場を把握するのは困難です。一方、HowMaなら住所や間取りなど基本的な情報を入力するだけで、専門家に会ったり資料を請求したりすることなく一瞬でAIによる査定額や家賃の目安を知ることができます。そのため、HowMaは既に不動産を保有している人だけでなく、引っ越し先を検討したいアパート暮らしの人や、将来家を買うときに向けて相場観を鍛えておきたい人にも便利なサイトになっています。
ただし、AIといってもあくまで過去の売買データや公開情報を参考にした機械学習アルゴリズムなので、情報がまばらな郊外だと精度も低めになる傾向があります。また、付近に学校やスーパーがあるかどうかやリフォームの状況など、物件固有の条件は算定条件に含まれないため、実情に即した情報が得たい場合はHowMaコンシェルジュに相談したり、実際に物件をあたったりする必要があると感じました。
オンライン完結で不動産の査定が可能なHowMaには以下からアクセスできます。
【HowMa ハウマ】AIが不動産を無料で即査定
https://www.how-ma.com/
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