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「ボブの絵画教室」で有名なボブ・ロスの風景画がマジック:ザ・ギャザリングに採用される


「ね?簡単でしょう?」と言いながら瞬く間に完成度の高い風景画を描き上げていく「ボブの絵画教室」で知られる画家のボブ・ロス氏の作品が、世界で最も人気のあるカードゲームとして知られるマジック:ザ・ギャザリングのカードのイラストに採用されることが発表されました。

Bob Ross Is Coming to Magic: The Gathering
https://www.vice.com/en/contributor/matthew-gault


Magic: The Gathering Getting Limited-Edition Cards Featuring Bob Ross Artwork - IGN
https://www.ign.com/articles/magic-the-gathering-getting-limited-edition-cards-featuring-bob-ross-artwork


マジック:ザ・ギャザリングは世界初のトレーディングカードゲームで、世界中で人気があります。マジック:ザ・ギャザリングのカードにはカードの名前や効果、フレーバーテキストと共にイラストが描かれており、人気の高いカードのイラストはオリジナル原画が800万円もの高値で落札されたこともあります。

世界に1枚しかない「マジック:ザ・ギャザリング」のオリジナル原画がなんと800万円で落札される - GIGAZINE


マジック:ザ・ギャザリングの出版社であるウィザーズ・オブ・ザ・コーストは、ロス氏の作品を管理する団体と提携し、Happy Little Gatheringと呼ばれる限定版セットのカードにロス氏の風景画を採用しました。

実際に採用されたカードの一部が以下。


ロス氏の作品がイラストに採用されるのは、クリーチャーを召喚したり呪文を使ったりするために必要な「土地」と呼ばれるカード。土地の基本カードである「島」「山」「森」「沼」「平地」がそれぞれ2種類ずつ、さらに「進化する未開地」という特殊な土地カードにもロス氏の作品が採用されているそうです。


ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのシニアクリエイティブアートディレクターであるトム・ジェンコット氏によれば、ロス氏の作品はアラスカの風景を描いたものが多く、「島」「山」「森」はすぐに決まったものの、「沼」と「平地」は少し選別に苦労したとのこと。特に平地を描いた風景画でいいものが見つからず、2種類ある「平地」のうち1つは、作品の一部を拡大して平地の部分だけを切り取ったものになっているそうです。


また、IT系ニュースサイトのMotherboardによれば、セットに付属する「進化する未開地」という特殊な土地カードも、ロス氏の作品を採用しているとのこと。架空の風景をロス氏の作品から見つけ出すのは難儀したそうですが、ジェンコット氏は「最大の成果は、ロス氏の作品から『進化する荒野』にぴったりの絵を見つけたことです。採用した絵には森林や平地、水辺だけではなく、波による不可思議な輝きも表現されていて、まさに進化していく様が表現されています」と述べています。

なお、Happy Little Gatheringは2020年11月30日から12月14日まで、以下の公式サイトから予約注文することが可能です。

Happy Little Gathering | Secret Lair
https://secretlair.wizards.com/us/product/614995/happy-little-gathering

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in ゲーム,   アート, Posted by log1i_yk

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