「テプラ PRO」シリーズ初の完全ワイヤレスモデル「MARK PRO SR-MK1」で手軽に本格的なラベルを作ってみた
キングジムのラベルプリンター「テプラ PRO」シリーズ初のスマートフォン専用モデル「MARK PRO SR-MK1」が2020年10月1日(木)から登場します。無料の専用アプリをインストールしたスマートフォンとBluetooth接続して、デザイン性の高いラベルをいつでもどこでも手軽に印刷できるということで、一足先に触って使い勝手を確かめてみました。
スマホとつないで新しいラベル体験を。「テプラ」PRO "MARK"|キングジム
https://www.kingjim.co.jp/sp/sr-mk1/
「テプラ」PRO初のスマートフォン専用モデル ラベルプリンター「テプラ」PRO “MARK”SR-MK1発売 | ニュース 2020年 | ファイルとテプラのキングジム
https://www.kingjim.co.jp/news/detail/278.html
◆外観
「MARK SR-MK1」はこんな感じの箱に入っていました。
内容物は「MARK SR-MK1」の本体と取扱説明書のみ。
本体の寸法は縦146mm×横146mm×幅55mmで、高さを15cm定規と比較するとこんな感じ。
本体は片手で持てるコンパクトサイズで、丸みのある四角形をした本体側面に「MARK」とだけ記載された非常にシンプルなデザインをしています。
もう一方の側面には何も記載されていません。
電池やテープが入っていない状態の重さは実測で「471g」でした。
本体前面のテープ出口はこんな感じ。
天面には電源ボタンがあります。
背面にはACアダプターに接続するソケットがあります。「MARK SR-MK1」は乾電池で動きますが、別売りのACアダプターを使用することでコンセントから電源を得ることも可能です。
底面には電池カバーと、テープカートリッジカバーを外すための溝があります。
◆準備
使用するための準備をします。まず、底面の溝に指を差し込んでテープカートリッジカバーを外します。
次に、電池カバーも外します。
電池ケースに電池を6本セットします。使用可能なのは単3のアルカリ乾電池か充電式ニッケル水素電池のみで、電池は別売りです。
続いて、別売りのテープカートリッジの穴に鉛筆などを差し込んでインクリボンのたるみを除去したら……
本体にセット。
テープカートリッジカバーを付けます。
電源ボタンを押して電源を入れれば、本体の準備は完了です。
「MARK SR-MK1」を使用するためには、専用アプリ「Hello」をスマートフォンにインストールする必要があります。アプリはiOS用とAndroid用がありますが、今回はiOS用のアプリをインストールします。
Hello -「テプラ」PRO用アプリ on the App Store
https://apps.apple.com/us/app/id1502499291
Hello - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.kingjim.hello
まず上記URLにアクセスしてから、「入手」をタップします。
インストールできたら「開く」をタップします。
アプリを開くと、通知の許可を求められるので「許可」をタップします。
すると、以下のような画面が表示されるので、「新規登録」をタップして登録していきます。
ユーザー名、メールアドレス、パスワード2回を入力して「新規登録」をタップします。
登録したメールアドレスに確認コードが届いているので、確認コードを入力して「登録」をタップします。
登録が完了したら「TOP」をタップします。
続いて、「MARK SR-MK1」本体とスマートフォンをペアリングします。1度「Hello」アプリは閉じてiOSの設定アプリを開いたら、「Bluetooth」をタップします。
デバイス名に「SR-MK1」があることを確認し、タップ。この後、「Hello」アプリで初めてラベルを作成する際にペアリングを行います。
◆使ってみた
実際に使ってみます。まず、「Hello」アプリのトップ画面の左下にある「ラベル作成」をタップします。
ラベルの作成方法には手軽な「クイック作成」、多くのラベルを一度に作れる「一括作成」、自分でラベルをデザインする「こだわり作成」があるので、まずは「クイック作成」をタップ。
さまざまなテンプレートが表示されるので、目的にあったものを選択します。
「作成」をタップします。
すると、Bluetoothへのアクセス許可を求められるので「OK」をタップします。
画面右上のBluetoothのマークをタップします。
「接続する」をタップ。
この画面になればペアリングは完了です。
次に、テプラで印刷したい文字を入力して決定ボタンをタップします。
「SR-MK1」は、テンプレートで設定されているテープ幅と、実際にセットしているテープ幅が違っても、「そのまま印刷」を選択すれば自動的にリサイズしてくれます。
12mmに設定されたテンプレートを24mmのテープにそのまま印刷したところ、以下のように問題なく印刷が完了しました。
実際に貼ってみるとこんな感じ。
次に、同じデザインのラベルを1度に作れる「一括印刷」を試してみます。トップ画面の「ラベル作成」をタップしたら……
「一括印刷」をタップします。
テンプレートの中から目的にあったものを選びます。
「作成」をタップします。
すると以下のように、あらかじめラベルが入力された同じデザインのラベルが並んで表示されます。その中から、編集したいものを1つ選んでタップします。
先ほどと同様に、ラベルの内容を入力して決定ボタンをタップします。
不要なラベルは、左にスライドさせると表示されるごみ箱のボタンをタップして消します。
「印刷」をタップします。
すると、4種類のラベルを一括で印刷することができました。
実際に貼ってみるとこんな感じ。一括印刷を使用すると、統一されたデザインでさまざまなラベルを一括で印刷できます。
次に、自分で好きなデザインのラベルを作れる「こだわり作成」でラベルを作ってみます。トップ画面から「ラベルの作成」をタップして……
「こだわり作成」を選びます。
テンプレートを編集することもできますが、今回は最初から作っていきます。
「作成」をタップします。
左下の「追加」をタップします。
絵文字のマークをタップすると……
好きな絵文字を追加することが可能。
追加した絵文字はドラッグで移動させたり、ピンチアウトやピンチインで拡大縮小したりできます。
テキストのマークをタップすると……
これまでと同じ要領で、文字を入力することが可能。赤枠の部分をタップして……
目盛りを左右にドラッグすると、フォントサイズを変更できます。
完成したら「印刷」をタップします。
「こだわり作成」を使うことで、テンプレートにはないデザインのラベルを自由に作ることができました。
◆まとめ
小物入れや事務用品などにラベルを貼って整理整頓しようとしても、ラベルプリンターを準備して作るのが面倒で結局後回しになってしまうことがあります。しかし、「MARK PRO SR-MK1」なら入力も電源も全てワイヤレスで手軽に使えるので、思い立った時にすぐプリントすることができると感じました。また、4~24mmまでの多様な幅のテープカートリッジを使用できるので、さまざまな大きさのテープを印刷できる用途の幅広さもポイントです。
本体は縦置きなので邪魔になりにくく、カラーもベージュ(左)とカーキ(右)があるのでインテリアに合わせて好きな色を選ぶこともできます。ただし、2020年9月にリリースされたばかりの専用アプリはやや反応が悪く、同じボタンを何回もタップしないといけないこともあったので、今後のアップデートに期待したいところです。
「MARK PRO SR-MK1」の発売日は2020年10月1日で、希望小売価格は税抜1万5000円です。Amazon.co.jpでは既に予約が可能になっていて、記事作成時点での価格はどちらのカラーも税込1万6500円でした。
Amazon | ラベルプリンタ-「テプラ」PRO SR-MK1へ- | ラベルライター | 文房具・オフィス用品
Amazon | ラベルプリンタ-「テプラ」PRO SR-MK1カ- | ラベルライター | 文房具・オフィス用品
・関連記事
自分で手軽に好きなだけ梱包材を作れるキングジム「エアフィット」レビュー - GIGAZINE
カバンの中身を透明ケースで一目瞭然に&ぺたんこ収納でスペース削減できて超絶便利な「フラッティ」レビュー - GIGAZINE
スマホからプリントできる手のひらサイズの「テプラ」Lite LR30を使ってみた - GIGAZINE
手で動かしてどこにでも直接印字可能な新感覚の小型プリンター「RICOH Handy Printer」レビュー - GIGAZINE
プーチン大統領による「処理済」印を押せる「おそロシ庵 はんこシリーズ」で書類を処理してみた - GIGAZINE
40ページのコピー本が簡単に製本できる多機能定規「ナカトジール」を使ってみた - GIGAZINE
アイデアを素早く出して物事を多面的に見ることが可能なA4サイズのシート「Fast Idea Generator」 - GIGAZINE
Wi-Fi接続でPC・スマホ・タブレットからラベル印刷できる「メモプリ MEP-F10」を使ってみた - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in レビュー, Posted by log1l_ks
You can read the machine translated English article I tried to easily make a full-scale labe….