乗り物

佐藤琢磨選手が世界3大レース「インディ500」2度目の勝利、複数回勝利は歴代20人目


世界三大カーレースの1つに数えられる「インディアナポリス500(インディ500)」で、佐藤琢磨選手が勝利しました。佐藤選手は2017年に日本人ドライバーとして初めてインディ500を勝利しており、歴代20人目のインディ500複数回勝利ドライバーとなりました。

Sato Earns Second Indianapolis 500 presented by Gainbridge Victory
https://www.indycar.com/News/2020/08/08-23-Indy-500-Spoiler-Alert

Honda | 佐藤琢磨選手が2度目のインディ500制覇
https://www.honda.co.jp/news/2020/c200824.html


「インディ500」は1911年から開催されている歴史あるレースで、1周2.5マイル(約4km)のインディアナポリス・モーター・スピードウェイを200周します。一時期はF1世界選手権の1レースになっていたこともあります。

この「インディ500」を組み込む形で1996年から開催されているのが、北米で人気のフォーミュラカーレース「インディカー・シリーズ」です。こうした歴史的経緯から、インディ500はシリーズ中でも随一の注目を集めるレースとなっています。

佐藤選手は2010年からインディカー・シリーズに参戦しており、2017年のインディ500を含めて5勝しています。

2020年のレースで、佐藤選手は先頭集団に食い込む走りを見せ、158周目にスコット・ディクソン選手を抜いて首位に立ちます。


その後、一度は首位を譲るものの、再び首位を奪い返し、勝利を収めました。

以下は勝った佐藤選手の喜びの声。


ホンダから発表された、佐藤琢磨選手からのコメントは以下の通り。

第104回インディ500に勝つことができ、言葉にならないくらい、多くの方々への感謝の気持ちでいっぱいです。また、このコロナ禍の中、多くの方々のサポートがあって今年のインディ500が開催できたことにも感謝します。
終盤の燃料戦略でディクソン選手に1周の遅れをとっていて、ゴールまでの燃費は少し厳しかったのですが、できる限り燃料をセーブする走りを続け、最終的には最後のバトルが激しくなったとしてもフルパワーで戦える燃料を確保できていました。
HPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)とHondaは、パワーもあって燃費の良いエンジンを作ってくれました。また、チームは最高のマシンに仕上げ、ピットストップで素晴らしい働きをしてくれました。
日本のファンのみなさんは、夜中からのテレビ観戦だったと思います。応援ありがとうございました。インディ500での2勝目をこうして挙げることができたのは、みなさんの応援があるおかげだと思います。シリーズの最後までチャンピオンを目指してがんばります!


インディ500の複数回勝利達成は2000年・2015年に勝利したファン・パブロ・モントーヤ選手以来、5年ぶり20人目の記録。なお、2012年には2007年・2010年勝利のダリオ・フランキッティ選手が3勝目を挙げています。

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in 乗り物, Posted by logc_nt

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