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Twitterが陰謀論を広める「QAnon」関連アカウント7000件を永久停止


アメリカのドナルド・トランプ大統領を救世主と仰ぎ、極右の陰謀論をさまざまなプラットフォーム上で広める「QAnon」関連のTwitterアカウント7000件が、Twitterのポリシーに違反したとして永久停止処分を下されました。

Twitter bans 7,000 QAnon accounts, limits 150,000 others as part of broad crackdown
https://www.nbcnews.com/tech/tech-news/twitter-bans-7-000-qanon-accounts-limits-150-000-others-n1234541

Twitterの安全性とセキュリティを保つTwitter Safetyが、QAnon関連のアクティビティに対して行った新しい施策をTwitter上で明かしています。


QAnon関連のTwitterアカウントではここ数週間で「Twitterユーザーに対する嫌がらせ行為に関与している」あるいは「アカウント停止措置を回避しようとしている」といったTwitterのマルチアカウントポリシーに違反した行為が頻発しているということで、該当行為を行ったアカウントを永久に停止するとTwitterは発表しました。

これに加え、Twitterは「Twitterのトレンドおよびオススメ上にQAnon関連のコンテンツおよびアカウントを表示しない」「QAnon関連のアクティビティが検索や会話上で強調されないように調整する」「QAnon関連のURLがTwitter上で共有されないようにする」という3つの施策も実行するとしています。


さらに、「これらのアクションは今週中に包括的に展開されます。サービス全体でQAnon関連のアクティビティを引き続き確認し、必要に応じてルールと施行方法を再度更新していきます」「進化する脅威に直面した際、大衆の会話を保護するためにTwitterでは大規模な取り組みを行っています。Twitterは透明性を保ちながら、我々の努力についてより多くのコンテキストを提供していきます」と述べています。


Twitter Safetyのツイートには停止処分となったアカウントの件数などは明らかにされていませんでしたが、Twitterの広報担当者はNBC Newsに対して「約15万件のアカウントに影響が出る」と回答しています。また、15万件のQAnon関連アカウントのうち、嫌がらせ行為により永久にアカウントを停止とされるものの数は「7000件」だそうです。なお、Twitterは2020年7月の第3週からQAnon関連ウェブサイトのブロックを開始しており、今後引き続きQAnon関連URLをブロックしていく方針であるとも説明しています。

2017年10月にインターネット上でQAnon関連の陰謀論が登場して以来、QAnonは誘拐や嫌がらせ、殺人事件に関与していると報じられています。2019年にはFBIが「QAnonはテロリストになる可能性がある」と指摘しました。なお、Twitterの広報担当者は「QAnonと現実世界の危険な活動との結びつきに関するFBIの報告は、Twitterの決定の助けとなった」と述べています。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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