スマートフォンの2020年第1四半期販売台数は世界的に20%減であることを調査会社が報告
調査会社のガートナーが、2020年第1四半期のスマートフォン市場の動きに関するリリースを発表しました。新型コロナウイルスの世界的流行の影響もあり、昨年同時期と比べて販売数は20%も減少したとのこと。
Gartner Says Global Smartphone Sales Declined 20% in First Quarter of 2020 Due to COVID-19 Impact
https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2020-06-01-gartner-says-global-smartphone-sales-declined-20--in-
ガートナーによると、2019年第1四半期のスマートフォン販売台数は全世界で3億7491万7000台でしたが、2020年第1四半期は3億台を割り込み、2億9931万8000台だったとのこと。減少の割合は20%に上ります。
シェアの大きなメーカーも例外ではなく、シェア1位のSamsungは2019年第1四半期の7162万台(シェア19.1%)から5533万台(シェア18.5%)へ、シェア2位のHuaweiも5843万台(シェア15.6%)から4249万台(シェア14.2%)へと減少しています。
一方、3位のAppleは4456万台から4092万台への8.2%減で減少幅が小さく、シェアは11.9%から13.7%へ増加。4位のXiaomiは2742万台から2781万台へと販売台数が増加し、シェアも7.3%から9.3%へ2ポイント増加しました。
販売台数減少率が27.3%と最悪だったHuaweiは、新型コロナウイルスの影響のほか、「Googleエコシステム」から排除されたことで国際市場での競争力を失っており、新たに端末を求めるユーザーが少ないことが原因であるとみられています。
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なお、Appleは新製品ラインナップの力で2020年は好調なスタートを切っていたとのことで、ガートナーのアネット・ツィマーマン氏は「新型コロナウイルスの影響がなかった場合、売り上げは記録的な数字になっていたでしょう」と予想を述べています。
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