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トランプ大統領が「巨大IT企業は2020年の大統領選に向けて検閲をしてくるがそうはさせない」と対決姿勢を鮮明に


自身のツイートに「誤解を招く可能性がある」とラベル付けされたアメリカのドナルド・トランプ大統領が、ソーシャルメディアに対して「規制強化か、閉鎖か」と迫ったのに続いて「2020年の大統領選に向けて検閲を含めてありとあらゆることをしてくるだろうが、そうはさせない」と、対決姿勢を鮮明にしています。

Donald J. Trumpさん (@realDonaldTrump) / Twitter
https://twitter.com/realDonaldTrump

2020年11月に大統領選挙を控えるトランプ氏は、郵送投票を認めるというカリフォルニア州の方針に対して「郵送投票を採用すると不正選挙になる」とツイート。Twitterは「ファクトチェックで偽りの主張であると判断した」として、このツイートに「誤解を招く可能性がある」というラベルを付与しました。

Twitterがトランプ大統領のツイートに初めて「誤解を招く可能性がある」とラベル付け - GIGAZINE


このラベル付与がきっかけだったのかははっきりしませんが、その後、トランプ大統領は「共和党としては、ソーシャルメディアが保守派の声を黙らせていると感じている」「こうしたことがまかり通る前に、ソーシャルメディアに対する規制を強化するか、閉鎖させるかすべきだ」と不快感を示しました。


一連のツイートで、トランプ氏は「我々はソーシャルメディアが2016年に何をしようとして失敗したかを見てきた。我々は、洗練された方法で同じことが再び行われるのを見過ごせない。大規模な郵送投票が我が国に根付かないのと同じようにだ。郵送投票は、不正も偽造も投票用紙の盗難もやり放題で、最も不正をしたものが勝つ。ソーシャルメディアも同じだ。今すぐ、行いを改めろ!」と、ソーシャルメディアを強く非難。

さらに、「巨大IT企業は2020年の大統領選挙で、大きな力を持って検閲を含むありとあらゆることをしてくる。もしそんなことになったら、我々の自由は奪われてしまう。私はそんなことは許さない。彼らは2016年にも同様に頑張ったが負けたのだ。彼らは完全にイカれている」と、改めて対決の姿勢を示し、「乞うご期待!」とツイートを締めくくっています。


なお、2016年の大統領選挙では確かに何十万ものボットを用いたツイートが行われるなど、ソーシャルメディアで激しい戦いが繰り広げられましたが、そのボットのうち75%がトランプ支持のツイートをしていたことが分かっています。

Twitterが新極右のアカウントを凍結&何十万ものボットが大統領選でツイートしまくっていたことが発覚 - GIGAZINE

By Andre Pan

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in メモ, Posted by logc_nt

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