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Google発のプログラミング言語「Go」の利用状況を調査した結果が公開中、どこでどのように使われているのか?


2009年にGoogleで設計されたプログラミング言語「Go」の2019年における利用状況について、Googleのユーザーエクスペリエンス調査員であるトッド・クレッサ氏が調査を実施し、その結果を調査年ごとに比較して公開しています。

Go Developer Survey 2019 Results - The Go Blog
https://blog.golang.org/survey2019-results

回答者が在籍する企業の従業員数の分布はこんな感じで、「100人から999人」の従業員が働いている企業が最多となっています。


回答者が仕事でプログラミング言語を使用している年数では、「3年から5年」と「6年から10年」という回答が同じくらい集まっています。これらの人口統計はStack Overflowでのアンケートと同じような傾向であり、調査結果の妥当性を保証しているとクレッサ氏は語っています。


Goの使用歴に対する回答を見てみると、「2年から4年」と回答した人が増加しており、Goが開発者に定着していることがわかります。


Goが最もよく利用されている開発分野は、「ウェブ開発」であるという結果に。


回答者が属する業界に関する調査では、「テクノロジー」と回答した人が2018年、2019年ともに最も多いですが、2018年に比べて2019年の方が「金融サービス」や「小売」といった業界で増加しており、Goが幅広い業界で使われ始めていることが示されています。


開発環境に対する回答を見てみると、「VS Code」や「GoLand」と回答した人が急増しています。一方で、「Vim」や「Emacs」などの歴史の長いエディタを使ってGoを記述する人は年々減っていることがわかります


Goを使って何を開発しているかについては、APIRPCと回答した人が最も多いという結果に。回答者が所属する組織の規模に関わらず同様の回答が得られたそうです。


Goが2019年にリリースした新しいパッケージマネージャ「Go Modules」は、従来のパッケージマネージャである「Dep」などから順調に置き換えが進んでいますが、まだ少し混乱があるとクレッサ氏はコメント。


Goの新バージョンがリリースされてから開発環境にアップデートを適用するまでの期間は「5カ月以内」が最も多く、クレッサ氏は開発の妨げとならないよう、SaaSの提供元が迅速にGoのリリースサイクルに追従していく必要性を説いています。


また、Goを利用しない理由としては「他の言語を用いたプロジェクトに従事している」「所属するチームやプロジェクトが他の言語を好んでいる」という回答が多く、広く使われている言語ではないという点が弱点になっていることがわかります。この結果についてクレッサ氏は「技術的な問題ではないが、今後もGoの普及を妨げる要因になるだろう」と語っています。


クレッサ氏は「開発者の経験と障壁を調査することは、2020年の取り組みを計画し、優先づけることの助けになります。この調査に協力してくれた方々に多大なる感謝を示します」とコメントしています。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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