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新型コロナウイルスによるアメリカ人の死者数が20年続いたベトナム戦争でのアメリカ人の死者数を超える

by manhhai

2020年4月28日に、アメリカにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を原因とする死者の数が5万8300人に達したことが分かりました。これにより、「新型コロナウイルスの犠牲となったアメリカ人の数が、ベトナム戦争により命を落としたアメリカ人の数を上回った」と複数のメディアが報じています。

Coronavirus disease has killed more Americans than Vietnam War - Los Angeles Times
https://www.latimes.com/world-nation/story/2020-04-28/la-na-us-coronavirus-governors-caution


US coronavirus death toll now higher than American fatalities in Vietnam War | The Independent
https://www.independent.co.uk/news/world/americas/us-coronavirus-death-toll-vietnam-war-american-fatalities-a9489241.html

ベトナム戦争は、インドシナ戦争後に南北に分裂したベトナムで発生した戦争で、第2次インドシナ戦争とも呼ばれています。特に、1964年に発生したトンキン湾事件を契機としてアメリカが本格的な軍事的介入を開始すると、アメリカの支援を受けた南側のベトナム共和国と社会主義国家である北側のベトナム民主共和国との間に激しい対立が発生しました。

国立公文書記録管理局の統計によると、1955年から1975年にかけてベトナムで発生した一連の紛争により亡くなったアメリカ人の数は、戦闘以外で死亡した人を含め合計5万8318人にのぼるとのことです。

by manhhai

イギリスのニュースサイトIndependentは「ジョンズホプキンス大学の統計によると、COVID-19がアメリカで本格的に流行し始めてから3カ月で、5万8300人を超えるアメリカ人が亡くなりました。これは、20年間にわたって続いたベトナム戦争での犠牲者より多い数字です」と指摘しました。

ベトナム戦争で最も戦死者が多かった1968年1月31日の戦闘では、246人の軍人が命を落としました。これに対し、COVID-19による1日の死者数は平均2000人を超えているとのことです。


COVID-19での死者数が全世界の4分の1を占めているというアメリカですが、一部地域では経済活動再開の時期を模索する動きが始まっています。ジョージア州のブライアン・ケンプ知事は、4月24日からジム、フィットネスセンター、理髪店などの一部事業者の営業再開を許可したほか、27日にはレストランや映画館などの営業再開も制限付きで許可しています

また、オハイオ州のマイク・デワイン知事も27日に、5月1日から12日にかけて段階的に商業活動を再開させる計画を発表。フロリダ州のロン・デサンティス知事も、5月4日から小売店やレストランなどの再開を許可する「SAFE. SMART. STEP-BY-STEP PLAN(安全・賢明・段階的な再開計画)」の第1段階を打ち出しています


ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、「この州が今後経済活動を再開できるかどうかの判断は、医療機関にある緊急治療室の稼働率が1つの基準になります。もし稼働率が70%を超えた場合は、その後2週間で感染者数が急増することが予想されます。制限解除を望むのであれば、医療システムが圧倒されないよう気をつけなければなりません」と述べて、引き続き予断を許さない状態が続いているとの見方を示しました。

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in メモ, Posted by log1l_ks

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