Twitterが新型コロナウイルス関連で有害なツイート・誤解を招くツイートを2000件以上削除
新型コロナウイルス感染者数増加が止まらない中、Twitterでは正しい手の洗い方やマスクの作り方、外出自粛に伴って自宅でできることの情報など、様々な有益な情報を入手できる一方、デマも広がっています。こうした状況のもと、Twitterが有害だったり誤解を招いたりするツイートを2000件以上削除していることを明らかにしました。
Coronavirus: Staying safe and informed on Twitter
https://blog.twitter.com/en_us/topics/company/2020/covid-19.html
新型コロナウイルス関連では正しい情報と間違った情報が入り乱れています。デマの代表格が「5G(第5世代移動通信システム)の展開が新型コロナウイルス感染拡大に関連している」というもので、イギリスでは5Gの基地局のアンテナが燃やされる事態まで発生しました。
5G電波塔の放火被害が多発、「5Gが新型コロナウイルスを拡散している」というデマがなぜ広がったのか? - GIGAZINE
Twitterは2020年3月18日にポリシーを更新。専門家の指導を拒否したり、効果のない治療法・予防法を勧めたり、専門家を装ったりすることで、誰かがCOVID-19に感染する恐れを高めるような内容について、削除要請ができるようになりました。
We’re responding to this rapidly evolving situation, and we'll continue to review the Twitter Rules in the context of COVID-19 and make changes as necessary.
— Twitter Safety (@TwitterSafety) March 17, 2020
For more information: https://t.co/m5DEQVNMEc
そして、COVID-19に関連した議論を行っている340万件のアカウントを自動システムでチェックした結果、これまでに2230件以上のツイートが削除されることになったとのことです。
We have broadened our guidance on unverified claims that incite people to engage in harmful activity, could lead to the destruction or damage of critical 5G infrastructure, or could lead to widespread panic, social unrest, or large-scale disorder.
— Twitter Safety (@TwitterSafety) April 22, 2020
Since introducing our updated policies on March 18, we’ve removed over 2,230 Tweets containing misleading and potentially harmful content. Our automated systems have challenged more than 3.4 million accounts targeting manipulative discussions around COVID-19.
— Twitter Safety (@TwitterSafety) April 22, 2020
同様の取り組みはYouTubeでも行われており、2020年2月上旬以降から削除した動画の数は数千本に上るそうです。
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