メモ

Amazonが他社と競合している配送サービスを一時停止へ


Amazonが、アメリカの一部の都市で提供している自社による配送サービス「Amazon Shipping(アマゾン・シッピング)」を2020年6月から一時停止すると報じられています。

Amazon to Suspend Delivery Service That Competes With UPS, FedEx - WSJ
https://www.wsj.com/articles/amazon-to-suspend-delivery-service-that-competes-with-ups-fedex-11586296112


Amazon to suspend delivery service competing with UPS, FedEx - Reuters
https://www.reuters.com/article/us-amazon-com-delivery/amazon-to-suspend-delivery-service-competing-with-ups-fedex-wsj-idUSKBN21P3EB

Amazonでは、2018年から自社配送サービス「Amazon Shipping」のパイロット版運用を開始。2020年時点でロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴでサービスを提供しています。その特徴はUPSやFedExといった配送業者に比べて安価なことで、CNBCによると、2018年11月時点ではUPSの半額という破格の設定だったとのこと。

Amazon offering 50 percent cheaper shipping than UPS to some sellers
https://www.cnbc.com/2018/11/09/amazon-offering-50-percent-cheaper-shipping-than-ups-to-some-sellers.html

こうしたAmazonの動きは、第三者である配送業者に頼らず、自社で流通まで担当する第一歩であるとみられてきました。


2020年に入って全世界で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るうようになると、外出制限などの影響でネット通販の需要が拡大。Amazonは3月中旬、需要への対応と職を失った人の雇用の受け皿として10万人の新規採用を決定しました。

アマゾン 全米で10万人新規採用へ ネット通販の需要高まる | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200317/k10012335771000.html

しかし人的リソース不足の解消には至らなかったようで、UPSやFedExと競合するAmazon Shippingについて、2020年6月以降のサービス停止が決まりました。

Amazonでは、新型コロナウイルス対策の一環として配達予定の見直しを行っており、有料会員サービスであるAmazonプライムでも商品配達予定日が1カ月延びるなどの事態が発生しています。

新型コロナウイルスの影響でAmazonプライムでの配達予定日が1カ月先に - GIGAZINE

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in メモ, Posted by logc_nt

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