歌手が自らの仮想通貨を用いる独自の都市を建設
歌手で実業家でもあるエイコン氏が、自らの名前を冠した暗号資産(仮想通貨)「Akoin」を用いてすべての取引が行われる“暗号都市”建設に向けて、母国・セネガルとの契約締結に至ったことが発表されました。
Just finalized the agreement for AKON CITY in Senegal. Looking forward to hosting you there in the future pic.twitter.com/dsoYpmjnpf
— AKON (@Akon) 2020年1月13日
Akon created his own city in Senegal called 'Akon City' | CNN Travel
https://edition.cnn.com/travel/article/akon-city-senegal-trnd/index.html
It actually happened — Akon just founded his own crypto city in Africa
https://thenextweb.com/hardfork/2020/01/14/cryptocurrency-crypto-akon-akoin-blockchain-africa-senegal-city/
「ビルボードホット100」で1位・2位独占を2度成し遂げた初のソロアーティストであり、着メロ販売数世界第1位アーティストでもある歌手のエイコン氏は、アメリカ生まれ、セネガル育ち。7歳のころに再びアメリカに戻りましたが、エイコン氏はセネガルを大事な「故郷」であると考え、さまざまな取り組みを行ってきました。
たとえば、2007年にエイコン氏は恵まれない子どもたちのための慈善団体「KONFIDENCE FOUNDATION」を設立。
また、セネガル時代に暮らしていたのが電気の通っていない村だったことから、2014年に「エイコン・ライティング・アフリカ」という基金を共同設立。電力インフラの未整備なアフリカ25カ国での太陽光発電プロジェクトを支援しています。
そして、1年以上前から進められてきたのが、今回の契約締結発表があった“暗号都市”「エイコンシティ」建設です。この都市は2017年にセネガル西部にできたブレーズ・ジャーニュ国際空港から車で5分ほどのところに作られる予定。敷地面積は2000エーカー(約8平方km)で、土地はマッキー・サル大統領からエイコン氏へ贈られたものです。
エイコンシティでは、すべての取引がエイコン氏の名前を冠した仮想通貨「エイコイン」で行われます。エイコン氏は、仮想通貨とブロックチェーン技術はアフリカの人々が政府から独立できる安全な通貨をもたらすものであると考えているとのことです。
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