画面キャプチャで数式をLaTeX形式に自動で変換してくれる「Mathpix Snip」を使ってみた
複雑な計算式をキャプチャするだけで自動でLaTeX形式に出力してくれる無料のウェブアプリ「Mathpix Snip」が登場しています。テキストで表示されている数式だけでなく、手描きの数式も認識してくれるとのことで、実際に使ってみました。
Mathpix Snip
https://mathpix.com/
今回はWindows版をインストールします。上記URLにアクセスし「Windows」をクリック。
「ファイルを保存」をクリック。
「mathpix_snipping_tool_setup.exe」というファイルがダウンロードされるので、ダブルクリックで実行。
「実行」をクリック。
セットアップが開始されるので「Next」をクリック。
デスクトップにショートカットを作成する場合は「Create a desktop shortcut」に、Windows起動時にMathpix Snipを起動したい場合は「Run at Windows startup」にチェックを入れて「Next」をクリック。
以下の画面が表示されたら「Finish」をクリック。
セットアップが完了すると、ユーザー登録画面が表示されます。上からメールアドレスとパスワードを入力し、プライバシーポリシーなどを確認したらチェックボックスにチェックをいれて「Create Account」をクリック。
以下の画像のようにメールを送ったという旨のダイアログが表示されるので、ダイアログは閉じずに、設定したメールアドレスの受信箱を開きます。
「Verify your email address」というタイトルのメールがMathpix Snipから送られてくるので、クリックして開きます。
メールの本文中にある「this link」をクリック。
以下の画像のように「Success!」と画面に表示されれば、登録は完了です。
メールを送った旨のダイアログに戻り、「Continue to log in」をクリック。
最初に設定したメールアドレスとパスワードを入力して、「Log in」をクリック。
Mathpix Snipの画面が表示されました。左上にある赤枠部分のアイコンをクリックするか、キーボードの「Ctrl」+「Alt」+「M」を押すと……
Mathpix Snipの画面が消え、カーソルが十字のアイコンになります。キャプチャしたい部分を十字のカーソルでドラッグすると赤枠のボックスが表示されます。
試しに、ライプニッツの公式をキャプチャしてみました。
するとMathpix Snipの画面上に赤枠で囲った数式が表示され、さらに下には数式がLaTeX形式で出力されます。数式は「Copy」を押すとテキスト形式でコピー可能。
Mathpix SnipにはLaTeXのエディタがあるので、出力された数式を編集して別の数式に書き換えたり、表示を確認したりすることもできます。左上にある「←」をクリック。
赤枠部分のアイコンをクリック。
画面下半分のエディタにテキストを入力すると、画面上部分に数式が表示されます。以下の画像では、キャプチャした数式の「n」を「x」に変えています。
Mathpix Snipでは、手描きの数式でもキャプチャ可能です、たとえば、以下の正弦定理を手描きで書いてみます。
雑に筆記体で書いてみました。この画像をMathpix Snipでキャプチャすると……
筆記体でも問題なくキャプチャすることができました。
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