レビュー

無料で数式を自動計算したりグラフを図示したりしてくれる手書きノートのようなソフトウェア「SMath Studio」レビュー


いくら数学が嫌いでも、数学を避けて通れない場合はあります。まるで手書きのノートのような見た目の「SMath Studio」は、数式を自動で計算してくれたりグラフをサクッと図示くれる無料のソフトウェアで、「数学なんてちんぷんかんぷんだ!」という人の助けになってくれます。

SMath Studio - SMath
https://en.smath.com/view/SMathStudio/summary

SMath Studioはデスクトップ版とiOS版、Android版が存在しますが、今回はデスクトップ版をインストールして使ってみます。SMath Studioにアクセスして、「SMath Studio Desktop」からダウンロードします。


ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして、インストールを開始します。


「実行」をクリックします。


セットアップウィザードが起動します。「Next」をクリック。


デフォルトで「I accept the terms in the License Agreement(ライセンス契約書に合意します)」にチェックが入っているので、「Next」をクリックしてライセンス契約に合意します。


どのユーザーアカウントにSMath Studioをインストールするかを選択します。「Everybody(all users)」がデフォルトになっているので、そのまま「Next」をクリックします。


SMath Studioのショートカットの生成先を選択して、「Next」をクリックします。


インストール先を決定して、「Next」をクリック。


「Install」をクリックして、SMath Studioのインストールを開始します。


自動でインストールが完了するので、「Finish」をクリックします。


SMath Studioが起動するとこんな感じ。ノートのような方眼紙に、右側のバーには「算術」「行列」「関数」のカテゴリーと、カテゴリーのそれぞれには、「∞」「+」「log」「sin」などなどの数学に必要な数値や記号があります。方眼紙上の赤いポインタは、カーソルの位置を示しており、数値などを入力するとそこに書き込まれるわけです。


キーボード上の数字・記号をそのまま入力することで計算式が作れます。式の最後に「=(イコール)」を入れると、計算結果が自動で表示されました。


行列式などを入力したい場合には、右側のバーから、アイコンをクリックして入力します。マウスカーソルを合わせるとSMath Studioは完全日本語対応ではないものの、アイコンの説明などは日本語に対応しているので、それぞれのアイコンが何を意味しているのかに困ることはありません。


いったん行列を定義しておけば、行列式行列の逆元はSMath Studioが自動で計算してくれます。


単なる計算だけではなく、SMath Studioはグラフなども作成可能。「挿入」から「グラフ」を選択して、「2D」をクリックして二次元平面上のグラフを作成してみます。


こんな感じでグラフが表示されました。グラフの下部の入力欄に数式を入力すると、自動でグラフ上に図示されます。


F(x):=x^3+2*x^2-1、G(x):=x^2-3*x+1として、y=F(x)とy=G(x)のグラフを図示するとこんな感じになりました。


Smath Studioが対応している数式や記号はかなり多め。簡易な説明は日本語で書かれていますが、詳細な使い方や実用例が豊富に載っているSmath Studio専用Wiki(英語)もあります。


SMath Studioを上手に使うと、数学の理解への助けになってくれたり、苦手な数学の課題が楽に済むかもしれません。


また、「SMath Studio」はiOS版Android版も存在します。スマートフォンにインストールしておくと、学校で数学の難問に立ち向かうときの助けになってくれそうです。

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in レビュー,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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