レビュー

数学の数式・記号のあるページを簡単に検索できる「SearchOnMath」


英文を読んでいて分からない単語やイディオムを調べられるブラウザの拡張機能が存在しますが、同じような感じで、ウェブサイト上に出てきた数学の記号や数式を含むウェブサイトを効率よく検索できるネットサービス・拡張機能が「SearchOnMath」です。幅広い数式が検索できるので、学生だけでなく、教師や研究者にとっても使えるサービスとなっています。

SearchOnMath
http://searchonmath.com/



SearchOnMath.がどういうサービスなのかは以下のムービーから確認可能です。

Browser's extensions from SearchOnMath. - YouTube


まずはウェブサイトからサービスを使用してみます。トップページにあるキーボードっぽいものの中にある正弦定理などで使用される「sin(サイン)」を示すボタンをクリック。


すると、テキストボックスに「¥sin」と表示されるので「Search」をクリックします。


「Complex sine and cosine(複雑なサインとコサイン)」「Definitions in trigonometry(三角法の定義)」「Index of inequalities(不等式のインデックス)」など「sin」という記号が含まれるページが表示されるので、各ページで正弦定理について調べたり、「sin」をどのように数式内で使用するのかを見ることが可能。


また、複数の記号を含むページも検索可能なので、「対数の微分」だとか「数列の和と三角関数がごちゃ混ぜになった数式を解く方法」など、さまざまな数式の事例を検索するのに役立ちそうです。


SearchOnMathはブラウザ拡張機能も存在。現在はGoogle Chrome・Mozilla Firefox・Safari・Operaに対応しています。


例えばGoogle Chromeなら以下のような感じ。まずはChromeのウェブストアにアクセスして「ADD TO CHROME」をクリックします。


新しい拡張機能の確認が行われるので「追加」をクリック。


「SearchOnMathがChromeに追加されました」と表示されれば完了です。SearchOnMathのアイコンは拡張機能が使用できる場合に表示されるとのこと。


Wikipediaの三角関数のページを開いてみたところ、アドレスバーの横にアイコンは表示されていませんが……


ページ上の数式にカーソルを置いてみたところ、「SearchOnMath」の表示が出現。


リンクをクリックすると……


先ほどカーソルを置いていた数式が含まれたページが検索されるわけです。


しかし「この数式のこの部分を検索したい」と思って検索しようとしても……


「数式」と把握される範囲が大きすぎて、一部の記号・数式だけを検索することができないこともありました。


なお、現在のところ拡張機能が使えるウェブサイトのはWikipediaWolfram MathWorldDLMFMathOverflowとなっています。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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