Microsoftは次世代Xboxでもディスクレス端末を計画している可能性
by FOX
Microsoftは2019年6月に、次世代Xbox開発プロジェクトである「Project Scarlett」を発表しました。そんなProject Scarlettで開発される次世代Xboxで、ディスクメディアドライブを搭載しない「ディスクレス端末」の開発も行われていると、ゲーム系メディアのKotakuが報じています。
Sources: Microsoft Is Still Planning A Cheaper, Disc-Less Next-Gen Xbox
https://kotaku.com/sources-microsoft-is-still-planning-a-cheaper-disc-le-1840203823
2018年12月時点では、Xbox One Sの後継機でディスクレスモデルになる「Lockhart」と、ハイエンドモデルのXbox One Xの後継機である「Anaconda」が開発されているとというウワサがささやかれていました。
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2019年6月、MicrosoftはProject Scarlettを発表しました。Project Scarlettで開発されている次世代Xboxは、AMD Zen 2アーキテクチャのCPUとRadeon RDNAアーキテクチャのGPUを搭載し、8K対応、高速SSD搭載、120fpsのサポート、レイトレーシング対応などがうたわれ、これまでのXboxシリーズとの互換性も維持すると発表。このProject Scarlettの内容は、それまでウワサされていたAnacondaとほぼ一致していました。
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そして、2019年5月にディスクレスモデルであるXbox One S All-Digital Editionが実際に発売され、Microsoftが開発しているゲーム機はこの2つだけだと考えられていました。
しかし、匿名のゲーム開発者はKotakuに対し、「LockhartはProject Scarlettで開発される次世代Xboxの廉価版として続行しており、ディスクレスモデルの次世代機となる予定だ」と語りました。また開発者は、LockhartはストレージはSSDを搭載し、最新のCPUを搭載していると証言しています。ただし、CPUのクロック速度や冷却システムなど、細かいスペックはLockhartの仕様が最終的に決定されるまでは不明だとのこと。
Kotakuは、MicrosoftはProject xCloudやXbox Game Passを打ち出すなど、ゲームのダウンロード配信やクラウドゲームストリーミングに意欲的であり、MicrosoftがLockhartを単なる廉価版ゲーム機の開発プロジェクトから、ディスクレスな次世代Xboxの開発プロジェクトに昇格させる可能性は高いとみています。
なお、Microsoftの広報担当者はKotakuの質問に対して「私たちはウワサや臆測についてはコメントしません」と答えたそうです。
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