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絵画を盗んだ孤独な少年が多くの出会いを通し生きる意味を見いだしていく映画「THE GOLDFINCH」予告編


ピューリッツァー賞を受賞したドナ・タート氏のベストセラー小説「ゴールドフィンチ」を原作とした、ジョン・クローリー監督の映画「THE GOLDFINCH」の最新予告編が公開されました。テロに巻き込まれて母親を亡くした少年が、どさくさに紛れて盗み出した1枚の絵画とともに生きる波乱万丈な人生が描かれています。

THE GOLDFINCH - Official Trailer 1


ゴールドフィンチ1 | ドナ・タート, 岡真知子 |本 | 通販 | Amazon


なお、Amazonレビューは以下の通りです。

罪と罰はセットメニューじゃない

本書をオススメできない理由は(1)長い、(2)お値段が張る。以上2点。でも、おもしろい本にありがちな「この本に終わりなんてこなければいいのに」という気持ちにさせてくれるので、京極夏彦もまっつぁおな長さも愛おしくなります。お値段は4冊合計で、お前は松阪牛かよってぐらいの値段です。でも本は精神のご飯なので、この本が文芸界の松阪牛であると考えれば妥当なお値段だと思います(私は安いお肉も好きです)。

オススメできないのは上記の2点だけなので、お時間とお金が有り余っているのに読もうか迷ってる人はさっさと読んで文芸界の近江牛を堪能すべきです。

ここまで書いても、それでもまだ「でもどんな味がするのさ?」とのたまう人のために作品紹介をネタバレを含んで少し。
本書のテーマは「もしかすると、まちがった道が正しい道ってこともあるのではないか?」です(たぶん)。
主人公のテオ少年は美術館で起こった爆破テロに巻き込まれ、現場から逃げるときに一枚の絵画を持ち出す。テオは青年になってもこの火事場泥棒行為を『罪と罰』のラスコーリニコフばりに内省的に悶々としますが、やがてこの行いがめぐりめぐって思わぬ展開を見せることになります。
罪に罰とは限らないし、大学受験に失敗したおかげで入学のタイミングがズレて生涯の伴侶と巡り会う、みたいな話よくあるじゃないですか。どんな道が正しいかなんて後からしか判断できないんだから、選んだ道をくよくよ考えないで生きようと背中を押してもらえる作品です。


「アムステルダムでは、僕はもう一度母親に会うことを夢見た」というモノローグ。


ベッドに体を横たえる青年・テオ(演:アンセル・エルゴート)。


少年の時のテオ(演:オークス・フェグリー)は、母親に連れられてメトロポリタン美術館を訪れていました。


母親がテオの肩を抱き、「私が話してたのがこれよ」と言った絵画が……


17世紀前半に活躍したオランダの画家、カレル・ファブリティウスの「The Goldfinch(ゴシキヒワ)」。


テオはThe Goldfinchに心を動かされたのか、ほほ笑みを浮かべます。


窓際にたたずむ成長したテオ。


「私が彼女を亡くした時、幸せに導いてくれたかもしれない目印を失ってしまった」と語ります。


少年のテオが覗き込んでいるのは、さまざまな道具が並んだ部屋。


「お前は男の子だな?」とテオに話しかけるのは、テオの後見人であるホビー(演:ジェフリー・ライト)。


メトロポリタン美術館の中で、テオはピッパという少女(演:エイミー・ローレンス)に目を奪われます。


しかしその直後、1人の男が美術館の中を走り抜け……


大爆発が発生。なんとテオはテロ事件に巻き込まれてしまいます。


テロによって母親は死亡。


テオは孤独を抱えることとなります。


街中を走るテオ。


夜のプール。


テオの横で眠るのは、成長したピッパ(演:アシュリー・カミングス)です。


さまざまな人々との出会いを通し、テオは成長していきます。


孤児となったテオを引き取ったバーバー夫人(演:ニコール・キッドマン)は、「私たちは誰だって、恐れることがあるものよ」と語りかけます。


時にはドラッグに手を出すなど、テオの人生は決して順調ではない模様。


また、少年のテオは爆発のどさくさに紛れ、美術館から「The Goldfinch」を盗み出してしまったようです。


それでも人生には喜びがあり……


親友のボリス(演:アナイリン・バーナード)との出会いもあります。


拳銃を構えるテオ。


したたり落ちる血痕。


テオは波乱に満ちた人生の中で、確かに成長していきます。


「不滅だったはずの何かでさえ失ってしまうこと」


「それは嘘だと教えてくれ」と、ホビーがテオに語りかけました。


「THE GOLDFINCH」の全米公開日は2019年9月13日(金)、日本での公開は記事作成時点で未定です。


なお、原作であるゴールドフィンチのAmazonの評価は以下の通りです。

ゴールドフィンチ1 | ドナ・タート, 岡真知子 |本 | 通販 | Amazon

本書をオススメできない理由は(1)長い、(2)お値段が張る。以上2点。でも、おもしろい本にありがちな「この本に終わりなんてこなければいいのに」という気持ちにさせてくれるので、京極夏彦もまっつぁおな長さも愛おしくなります。お値段は4冊合計で、お前は松阪牛かよってぐらいの値段です。でも本は精神のご飯なので、この本が文芸界の松阪牛であると考えれば妥当なお値段だと思います(私は安いお肉も好きです)。

オススメできないのは上記の2点だけなので、お時間とお金が有り余っているのに読もうか迷ってる人はさっさと読んで文芸界の近江牛を堪能すべきです。

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in 動画,   映画, Posted by log1h_ik

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